加藤優一×松田東子×饗庭伸「都市のリノベ――空間のとりもどし方を読む」|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol.6

都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。このレクチャーシリーズでは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブを開催します。第4回目のテーマは、「超高齢社会」です。日本は世界でも類をみない超高齢社会になりましたが、これは世界一の長寿社会を作り出してきたことの帰結であり、発展しきった人間社会の1つの姿を、ユートピアの1つの姿を私たちは経験していることになります。人類が経験したことのない超高齢社会をどのように運営していくか——これからも多くの発明的な取組が求められます。超高齢社会では高齢者が福祉の対象ではなく、社会活動の主体として捉え直されます。どういったキーワードや事例を押さえ、また何を手引きに学びを深めていけばよいのか、ゲストとともに考えます。

西川亮×饗庭伸「ツーリズム――観光の系譜を読む」|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol.5

都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。このレクチャーシリーズでは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブを開催します。第5回目のテーマは、「ツーリズム」です。近代都市計画においては、暮らす空間、働く空間に加えて、余暇の空間が重視されます。余暇の都市計画、観光の都市計画――です。かつては公園や緑地がその中心的な手法でしたが、都市の成長と成熟にともなって、都市の空間そのものが余暇の都市計画の資源となり、都市におけるツーリズムが発達してきました。脱工業化が進む社会において、主要産業が観光業に置き換わりつつある都市も多くあります。2000年代から発達してきたこの分野について、どういったキーワードや事例を押さえ、また何を手引きに学びを深めていけばよいのか、ゲストとともに考えます。

新保奈穂美×饗庭伸「都市と農――日本と世界のトレンドを読む」|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol.2

都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。このレクチャーシリーズは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブです。第2回目のテーマは、「都市と農」(書籍内におけるテーマ名は「緑地と農」)です。地形に起伏があり、高度な農耕社会を経てから都市化された日本の都市の内部には、中小規模の緑地や農地が多く散在しています。人口が減少すると都市空間が使われなくなるので、中小規模の緑地はさらに顕在化してくるでしょう。暮らしや仕事の近くにあるこれらの緑地や農地をどう使っていくことができるでしょうか。緑地と農は手頃な大きさであり、私たちが抱える様々な問題の解決手段として使うことができます。どういったキーワードや事例を押さえ、また何を手引きに学びを深めていけばよいのか、ゲストとともに考えます。