小紫雅史×後藤純「地域共生社会とコミュニティ複合拠点づくり -生駒発!まちのえきの実践-」
出演
イベント内容
生駒市では歩いて通える自治会館や公園など、地域の既存施設のアキスペースを地元主体で活用し、様々な活動を集積してゆく地域の交流拠点「まちのえき」づくりが始まっています。
きっかけは高齢者からの公共交通の充実を求める声。その実現は容易ではなく、また問題をすべて解消できるわけでもなかったため、発想を逆転させ、公共交通を拡充するだけではなく、「歩いて行ける」場所に地域拠点をつくろうとしているとのことです。
まちのえきのポイント
- 既存施設のアキを使い
- 健康長寿・移動支援・子育て支援などソフト資産を基盤に
- 予算をかけず小さく始める
- 住民を『お客様』にせずに
- 地域の特性、力に応じ住民自ら広げていく仕組み
本セミナーでは「まちのえき」づくりの先頭にたつ生駒市長・小紫雅史氏に、その狙い、実際を報告いただきます。
ゲストには都市計画・まちづくりの立場から超高齢社会に向き合ってきた後藤純さんを迎え、まちのえきの可能性、課題、そして後藤さんの持論である「支援的(アシスティブ)な生活環境」や「逍遥の拠点」づくりとの接点・協働の可能性について対談いただきます。
登壇者
小紫 雅史(こむらさき まさし)
生駒市長。
1974年生まれ47歳。一橋大学法学部卒業。米国シラキュース 大学マックスウェル行政経営大学院修了(MPA( 行政経営学修士)/MA(教養学修士))。1997年環境庁(現 環境省)入省。2007年から環境・エネルギー問題担当の外交官 として米国ワシントンDCの日本国大使館に3年間勤務。2011 年全国公募された371人の中から生駒市副市長に就任。2015 年より現職。家族は、妻と子ども4人。趣味は読書、子育て、 水泳、アウトドアなど。2021年 第4子誕生に伴い、現職市長ながら育児休暇を取得し話題を呼んだ 。主な著書に『10年で激変する! 「公務員の未来」予想図』『市民と行政がタッグを組む!生駒市発 !『自治体3.0』のまちづくり』等。
後藤 純(ごとう じゅん)
東海大学建築都市学部建築学科特任准教授。博士(工学)
1979年群馬県生まれ。東京理科大学大学院理工学研究科建築学 専攻修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士 課程単位取得満期退学。 2010年より東京大学高齢社会総研究機構特任研究員、特任助教 、特任講師を経て、2020年より現職。
専門は、都市計画、まちづくり、ジェロントロジー(高齢社会総合 研究学)。在宅医療を含む地域包括ケアシステムの構築、超高齢社 会に対応した復興まちづくりや郊外住宅地の再生など、分野横断型 共同研究に取り組む。主な著書に『コミュニティデザイン学』『 地域包括ケアのすすめ』『高齢社会の教科書』『 超高齢社会のまちづくり』等。