松下慶太×田中輝美「ワーケーションで関係人口はつくれるか?」

配信開始日:2022年10月5日| 再生回数:1294 | ご意見・ご感想はこちら
このコンテンツにアクセスするには、まち座プラス会員としてのご登録が必要です。新規登録いただくか、登録がお済みの場合はログインしてください
ログイン新規登録
概要

【イベント内容】

主な話題

  • “役に立たない”関係人口!?
  • スキル先行? 信頼関係先行?
  • ワーケーション1.0ではダメなのか
  • 生産性測りすぎ問題
  • 関係人口の数値目標について

etc.


コロナ禍以降、注目が高まった「ワーケーション」。
観光振興や移住促進のアプローチとして期待する地域が増えるなか、移動や居住、アクティビティ関連のビジネスも拡大し、中長期にわたる施策として定着する道も見えつつあります。

一方で、多様なステークホルダーが参画するワーケーションのプログラムを、受け入れ地域と実施する企業、そしてワーカーの三者にメリットのある形で企画するノウハウは、まだ十分に共有されていません。

今回のトークでは、新刊『ワーケーション企画入門 選ばれる地域になるための受け入れノウハウ』著者で関西大学社会学部教授の松下慶太さんと、『関係人口の社会学 人口減少時代の地域再生』などの著書があるローカル・ジャーナリストで島根県立大学地域政策学部准教授の田中輝美さんをゲストにお迎えしました。

「そもそも関係人口とは何か?」という点に立ち返りつつ、ワーケーションと持続可能な地域づくりのあるべき方向性についてディスカッションしました。

アフターコロナにおける関係人口はこれまでと同様に考えるのか? あるいは企業の居住地制限撤廃、転勤廃止などで新たな局面を迎えるのか? またそこにワーケーションはどのように機能するのか? ワーケーションとデジタルノマドとの共通点・相違点は? など、さまざまな角度から深掘りしました。

出演者プロフィール

松下慶太(まつした・けいた)

関西大学社会学部教授。1977年神戸市生まれ。博士(文学)。京都大学文学研究科、フィンランド・タンペレ大学ハイパーメディア研究所研究員、実践女子大学人間社会学部専任講師・准教授、ベルリン工科大学訪問研究員などを経て現職。専門はメディア・コミュニケーション、ワークショップ・デザイン。近年は新しいワークプレイス・ワークスタイルをメディア論、都市論、コミュニケーション・デザインなどの視点から研究している。近著に『ワーケーション企画入門 選ばれる地域になるための受け入れノウハウ』(学芸出版社、2022)、『ワークスタイル・アフターコロナ』(イースト・プレス、2021)、『モバイルメディア時代の働き方』(勁草書房、2019)。


田中輝美(たなか・てるみ)

島根県浜田市生まれ・在住。大阪大学文学部卒。山陰中央新報社記者として琉球新報社との合同企画「環(めぐ)りの海−竹島と尖閣」で2013年新聞協会賞を受賞。2014年、同社を退職し、フリーのローカルジャーナリストに。主な著書に『関係人口をつくる―定住でも交流でもないローカルイノベーション』(2017年、木楽舎)など。2020年、大阪大学大学院人間科学研究科後期課程修了。博士(人間科学)。2021年、島根県立大学地域政策学部准教授に着任。過疎の発祥地から「過疎は終わった! 」と問い、百年続けることを掲げる年刊誌『みんなでつくる中国山地』も仲間と創刊した。

関連書籍

ワーケーション企画入門 選ばれる地域になるための受け入れノウハウ

松下慶太 著
A5判・224頁・本体2500円+税

コロナ禍で高まったワーケーションへの注目。観光振興や移住促進に期待する地域が増える一方で、実施する企業・ワーカーや移動・居住等に係わる事業者など、多様なステークホルダーを巻き込む企画づくりに苦心するケースも多い。先進的な地域・企業・個人の実践から、三方良しのワーケーションに必要な要素を解き明かす一冊。

詳細はこちら