山崎紀子(シネ・ヌーヴォ)×石橋秀彦(豊岡劇場)×江口晋太朗×松本優真「ミニシアター再考――文化拠点としての映画館の今とこれから」コモングッドトークvol.8

配信開始日:2021年12月28日| 再生回数:824 | ご意見・ご感想はこちら

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概要

【イベント内容】

新型コロナウイルスの蔓延とともに、これまで顕在、潜在的であった社会や都市のあり方、人の暮らしや生活、社会基盤のあり方そのものが根底から問い直される時代となりました。

「私」と「公」の関係への問い直し。求められる「共」のあり方と「私」とのつながり。持続的な社会とその生態系に必要なもの。

思想や哲学を持ち、社会基盤の再構築や資本との付き合い方を捉え直すとともに、私(たち)が置かれている社会環境を取り巻くあらゆる分野を横断、越境しながら、これからの文化や社会、経済におけるオルタナティブな可能性について対話いたします。

企画は、ニュースレター「コモングッドをもとめて」を運営するTOKYObetaの江口と、学芸出版社の松本をモデレーターに、毎回、ゲストとともに考えていきます。


第8回目には、大阪府大阪市で、1997年に映画ファンが市民出資型で映画館を設立し、関西におけるミニシアター文化を牽引するシネ・ヌーヴォ支配人の山崎紀子さんと、兵庫県豊岡市で、1度は閉館した映画館を復活させ、新たな地域における文化拠点を目指す豊岡劇場 代表の石橋秀彦さんをゲストにお迎えしました。

コロナ禍を通じて、文化芸術のあり方、とりわけミニシアターを取り巻く環境は大きく変わるなか、オンライン配信など映画・文化コンテンツの配信環境が充実する昨今、改めて都市におけるミニシアターという場所がもたらす価値や可能性について幅広く議論する時間となりました。

【登壇者】

山崎紀子(やまさき・のりこ)

シネ・ヌーヴォ支配人

1977年大阪市生まれ。2001年シネ・ヌーヴォに入社。2018年、京阪神の映画館が中心となった『次世代映画ショーケース』の立ち上げに関わる。

石橋秀彦(いしばし・ひでひこ)

豊岡劇場 代表

1969年4月生 兵庫県豊岡市の中学を卒業後、1985年に北アイルランドの高校へ留学。北アイルランド、ベルファースト市のアルスター大学で芸術を学び、マンチェスター・メトロポリタン大学・大学院FINE ART修士課程を修了。ロンドンで作家活動後、1999年に帰国。その後東京の専門学校で講師や英語教師等として勤める。2008年に、東京渋谷のユーロスペースにて、北アイルランド映画祭を主催。現在豊岡市日高町の有限会社・石橋設計の代表取締役。

【モデレーター】

江口 晋太朗

編集者、ジャーナリスト、プロデューサー。TOKYObeta代表。「都市と生活の編集を通じて、誰がもその人らしい暮らしができる社会に」をテーマに、都市開発、地域再生、空間プロデュース、事業開発、ブランディングなど幅広く取り組む。著書に『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(学芸出版社)『孤立する都市つながる街』(日本経済新聞社出版社)『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社)他。

松本 優真

学芸出版社編集部。1991年生まれ。

関連書籍

『実践から学ぶ地方創生と地域金融』

山口省蔵・江口晋太朗 著
A5判・240頁・本体2400円+税
まちの持続可能な経済循環は、地域資源を活かした課題解決に取り組む事業者や行政と、受け身の体制を脱し創造的な支援や連携を目指す地域金融機関の協働から生まれる。本書では各地の意欲的なプロジェクト11事例を取り上げ、背景にあるキーパーソンやステークホルダーの関係性を紐解き、事業スキームのポイントを解説する。

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