【受付終了】松本茂章『地域創生は文化の現場から始まる』出版記念!【文化と地域デザイン学会 例会/第10回文化と地域デザイン講座】明治期・徳川慶喜研究の第一人者をお招きして「徳川家と珈琲」の話を楽しむ!「味覚・NHK大河ドラマ・ミュージアムの連携-慶応3年のパリ万博をめぐって-」(2024/03/02|大阪)
日時:2024年3月2日(土)午後1時から午後3時まで 会場:アカデミックスペース「本のある工場」(大阪市此花区西九条5-3-10) 参加費:無料 詳細・申込:https://www.bunkachiiki.com/post/%E3%80%90%E7%AC%AC10%E5%9B%9E-%E6%96%…続きを読む
ゲスト、そのための覚悟【正月】|連載「京都の現代歳時記考 -木屋町の花屋のささやかな異議申し立て-」
日本には、花を束ねて人に贈るという文化はなかった。
というのも、花はそれ単体で喜んでもらうのではなく、花をいけた部屋まるごとで来た人をもてなすことが日本の文化であった。花だけでなく、器や掛け軸やお料理など、その空間に用意されたすべてのものと余白とをお互いに引き立たせ合い、小さな対比を重ねて、座敷という一室を、季節感のある美しい空間に仕上げる。完成された花の作品をギフトの品として渡すのではなく、今あなたと共にしているこの季節を、最大限に表現すること。それがこの国が長い時間をかけて丁寧に作り上げてきた、もてなしのかたちである。
第9回「NYが米国初の混雑税導入(3)――車をめぐるNIMBYイズム」連載『変わりゆくアメリカからさぐる都市のかたち』
これまでにニューヨーク市(NY)が導入を計画している混雑税の仕組み、及びそれに対してニュージャージー(NJ)州政府とNYの1区になっているスタテン島が反対の訴訟を起こした話を紹介しました。
NJの訴えは、
NYが混雑税を導入すると州内からNYに向かう車のルートに変化が起き、思わぬところに渋滞が発生する心配があるが、それを含めて十分な環境アセスメント調査がなされていない
ハドソン川を渡る通行料を払っているのに(トンネル、大橋)、混雑税は州民にさらなる負担をかけることになる
の2点です。
異文化、ところが本質【クリスマス】|連載「京都の現代歳時記考 -木屋町の花屋のささやかな異議申し立て-」
11月が終わりに近づくと、示しを合わせたように一面クリスマスの景色になる日本のまちの様子は、本場の方の目にはどう映るのだろうと思わないではない。
キリスト教が浸透している国の、家族で過ごす神聖な夜を話に聞くと、この商業的なお祭り感がやや否めない日本のクリスマスには、なんとなく後ろめたさを感じる。とは言え日本でも、歳時記として定着しているのは確かだ。キリスト教の祭事であると知った上で、デコレーションはもちろん、食事やケーキやサンタクロースやプレゼントを贈る習慣など、様々な面を取り入れて、みんな12月という季節を楽しんでいる。