【受付終了】シンポジウム「都市/郊外」(日本建築学会 建築論・建築意匠小委員会 連続研究会「建築論の問題群」第10回)

主催 日本建築学会 建築論・建築意匠小委員会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2024/05/25 (土) 13:30 – 17:00
  • 会場:京都美術工芸大学 京都東山キャンパス南館3階 KYOBIホール
  • 参加費:
    • 一般(日本建築学会会員)1000円
    • 一般(日本建築学会会員外)1650円
    • 学生(日本建築学会会員)500円
    • 学生(日本建築学会会員外)550円
  • 定員:200名(申込先着順、オンライン配信なし)
  • 詳細・申込:https://mondaigun-10.peatix.com/
    ※インボイス制度対応領収書の発行を希望される方は、5月19日(日)までにお申し込み頂き、申し込み時のフォームにて希望ありのチェックを行ってください。会場受付にて領収書をお渡し致します。

内容

20世紀にかけて都市の概念と実態は大きく変容した。近代都市の発生をふり返るならば、市民革命と産業革命を契機とする都市問題に対する処方は、都市改造ならびに郊外化として具体化された。一方で、21世紀の現在、都市は、住民の相互関係の希薄な巨大な定住地となり、グローバリズムと固有の場所性の齟齬、先進諸国における人口減少による持続性の危機という特有の問題が見いだせる。農村と比較するならば、都市化(アーバニゼーション)と郊外化(サバーバナイゼーション)の諸課題を抱えているといえるだろう。
本研究会では、建築家の立場から都市を考察するアクチュアリティを論じたい。主に大陸ヨーロッパで実践された都市計画やそれに対するその後の反省、イギリスとアングロ・アメリカで拡がった郊外、そして今日における具体的な取り組み、さらにそれらの背後にある概念の検討を通して、建築論の立場から、都市の課題を、あるいは都市の実態そのものを再考する。

プログラム

13:30-13:35 挨拶   田路貴浩
13:35-13:40 趣旨説明 人見将敏
13:40-14:10 講演1  阿部大輔
14:10-14:40 講演2  片桐悠自
14:50-15:20 講演3  市原出
15:20-15:50 講演4  金野千恵
16:00-16:50 ディスカッション(司会 香月歩)
16:50-17:00 まとめ  藤原学

講演タイトル・概要

阿部大輔 「都市空間の分断を修復するバルセロナの試み」
:バルセロナは1980年代半ばから、スラム化した歴史的市街地やスプロール状に形成された郊外の再生に着手した。社会的弱者が集住する疲弊市街地の再生は、継続的にバルセロナの都市政策の主要な論点であり続けている。その歴史的系譜を辿りながら、近年の取り組みを紹介する。

片桐悠自 「都市のしるし アルド・ロッシ『都市の建築』を読む」
:1960年代、都市計画批判の急先鋒に立ったのが建築家・アルド・ロッシである。ロッシの著作『都市の建築』には、未来都市のイメージの上意下達ではなく、レディ・メイドとしての”見捨てられた建築”から理論を考えるヒントが隠されている。画家たちの描いた郊外、思想家アガンベンと理論家アウレーリを補助線として、当該書の道標を示したい。

市原出  「近代郊外の成立と終焉」
:大陸諸都市が都市改造に着手するより早く、18世紀末にはロンドンで都市からの脱出が始まる。そして建国後アイデンティティの確立が急務となったアメリカで、郊外は独自文化となった。その近代的な意味での郊外の思想と成立と形態について、そしてすでに近代を終えた今の問題について考えたい。

金野千恵 「都市周縁地域から考えるコモンズ」
:これからの私たちの暮らしのあり方や、人々のつながりはどのように形成されていくのだろうか。京都の周縁集落における産業と暮らしの関わりを捉えるなかで小規模集落にみられるコモンズを問うとともに、東京都市部の周縁地域における実作を通してこの先のコモンズの組み立ての一例を提示する。

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