今日のGD|新刊合同刊行記念イベント「分断から包摂へ。ドイツとアメリカ、都市のクリエイティビティ」(11/18|オンライン、京都)ほか

分断から包摂へ。ドイツとアメリカ、都市のクリエイティビティ

格差が広がるアメリカで、富裕層のためではなく取り残された地域を再生するための方策を提言した『分断された都市』。ドイツ・ライプツィヒに大量出現した空き家と空き地で、生き生きと活動し都市をよみがえらせる「素人」たちの蠢きを描いた『都市の〈隙間〉からまちをつくろう』。ロックダウンから半年、欧米の議論や先取りされた施策を振り返り、アフターコロナ時代の都市デザインを論じる『コロナで都市は変わるか』。オーバーツーリズムに直面した欧州・国内8都市の対応をルポ的に紹介し、コロナ禍後に地域の包摂力を高める観光に導く方策を提言する『ポスト・オーバーツーリズム』。11~12月にかけて刊行予定の4冊の合同出版イベント!
それぞれの著者(訳者)である山納洋さん、大谷悠さん、阿部大輔さんをお招きし、世界を覆う困難に立ち向かう海外諸都市の知恵やアイデアをシェアする一石三鳥の一夜です。
空き家空き地問題、人口減少・高齢社会と社会保障費増大、パンデミック、移民難民、ジェントリフィケーション、ポスト・オーバーツーリズム……アメリカの華やかな賑わいに隠れた分断の現状、分断を包摂するドイツの試み、コロナ対策によって分断を強化しかねない危惧。山積みの課題をあの手この手で乗り越える実践と提言から、日本の都市再生につながるヒントを探ります。

概要

  • 日 時:2020年11月18日(水)19時~21時
  • 場 所:学芸出版社3階タイルギャラリー京都/オンライン
  • 定 員:会場20名/オンライン70名

登壇者

山納 洋

1993年大阪ガス入社。神戸アートビレッジセンター、扇町ミュージアムスクエア、メビック扇町、大阪21世紀協会での企画・プロデュース業務を歴任。2010年より大阪ガス近畿圏部において地域活性化、社会貢献事業に関わる。現在同社近畿圏部都市魅力研究室室長。一方でカフェ空間のシェア活動「common cafe」「六甲山カフェ」、トークサロン企画「Talkin’About」、まち観察企画「Walkin’About」などをプロデュースしている。2018年~2019年6月まで米ハーバード大学に留学。主な著書・訳書に『common cafe』(西日本出版社、2007年)、『カフェという場のつくり方』(学芸出版社、2012年)、『つながるカフェ』(学芸出版社、2016年)、『地域プロデュース、はじめの一歩』(河出書房新社、2018年)、『歩いて読みとく地域デザイン』(学芸出版社、2019年)、『分断された都市 再生するアメリカ都市の光と影』(学芸出版社、2020年)

阿部大輔

龍谷大学政策学部教授。1975年生まれ。早稲田大学理工学部土木工学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程、博士課程修了。博士(工学)。政策研究大学院大学、東京大学都市持続再生研究センターを経て、現職。単著に『バルセロナ旧市街の再生戦略』(2009、学芸出版社)、編著に『小さな空間から都市をプランニングする』(2019、学芸出版社)、『アーバンデザイン講座』(2018、彰国社)、共著書に『CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編』(2017、学芸出版社)、『コロナで都市は変わるか 欧米からの報告』(2020刊行予定、学芸出版社)『ポスト・オーバーツーリズム』(2020刊行予定、学芸出版社)ほか

大谷 悠

まちづくり活動家。1984年東京生まれ。2010年単身渡独、2011年ライプツィヒの空き家にて仲間とともにNPO「日本の家」を立ち上げ、以来日独で数々のまちづくり・アートプロジェクトに携わる。2019年東京大学新領域創成科学研究科博士後期課程修了、博士(環境学)。同年秋から尾道に在住、「迷宮堂」共同代表として空き家に住みながら改修し、国籍も文化も世代も超えた人々の関わり合いの場にしようと活動中。ポスト高度成長とグローバリゼーションの時代に、人々が都市で楽しく豊かに暮らす方法を、欧州と日本で研究・実践している。著書に『都市の〈隙間〉からまちをつくろう ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた』(2020、学芸出版社)、共著書に『CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編』(2017、学芸出版社)ほか

詳細はこちら

分断から包摂へ。ドイツとアメリカ、都市のクリエイティビティ(2020/11/18|京都・オンライン)

書籍詳細

11/01発売

『分断された都市 再生するアメリカ都市の光と影』アラン・マラック 著 山納洋 訳

11/05発売

『都市の〈隙間〉からまちをつくろう ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた』大谷悠 著

12/10発売(※イベント当日は予約受付のみとなります)

『コロナで都市は変わるか 欧米からの報告』矢作 弘・阿部 大輔・服部 圭郎 他著

12月19日発売(※イベント当日は予約受付のみとなります)

『ポスト・オーバーツーリズム 界隈を再生する観光戦略』阿部大輔 編著

 

中村好文 百戦錬磨の台所 vol.1』刊行記念 中村好文トークイベント

中村好文 百戦錬磨の台所vol.1』の刊行を記念して、著者の中村好文さんをお迎えし、トークイベントを開催します。
これまで300軒以上の住宅を手がけ、住宅建築の名手として知られる建築家の中村好文さん。最新刊『中村好文 百戦錬磨の台所vol.1』に登場するのは、中村さん自身の設計事務所レミングハウス、親交の深いファッションデザイナーの皆川明さんの別荘など、多彩な台所の数々。
食いしん坊で料理好きを自認する建築家は、クライアントの多様な食生活に応える台所をどのように設計してきたのでしょうか? その秘訣を、味わい深い文章、写真、手書き図面等で賑やかに紹介しています。
今回のトークイベントでは、中村さんが住宅や台所をつくる際に大切にしていることや、クライアントの暮らしに寄り添うディテールの工夫など、中村さんの設計の流儀をざっくばらんに語っていただきます。

概要

  • 日 時:2020年11月4日(水) 時間 20:00~21:30(開場19:40)
  • 会 場:二子玉川蔦屋家電ラウンジ/オンライン(同時開催)
  • 定 員:ラウンジ40名、オンライン100名

登壇者

中村好文(なかむら・よしふみ)

建築家。1948年生まれ。72年武蔵野美術大学建築学科卒業。設計事務所勤務を経て、東京都立品川職業訓練校木工科で家具製作を学ぶ。81年レミングハウス設立。87年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。93年「諸職の技術を生かした住宅」で第18回吉田五十八賞特別賞受賞。1999~2018年日本大学生産工学部建築工学科教授。

詳細はこちら

『中村好文 百戦錬磨の台所 vol.1』刊行記念 中村好文トークイベント(2020/11/04|東京、オンライン)

書籍詳細

10/20発売

『中村好文 百戦錬磨の台所 vol.1』

 

素が出るワークショップ』刊行記念イベント

饗庭伸×青木彬×角尾宣信×安藤哲也「これからのワークショップ~福祉・アート・まちづくりの現場から」

本書の刊行を記念してトークイベントを開催します。
出演は、同書の著者である東京都立大学都市環境学部教授の饗庭伸さん、インディペンデント・キュレーターの青木彬さん、東京大学大学院の総合文化研究科博士課程に在籍している角尾宣信さん、柏アーバンデザインセンター副センター長であり、ボードゲームカフェ武蔵新城店店長を務める安藤哲也さん。
当日は、現場から届いた最新の試みをご紹介しつつ、ワークショップ本来の目的と醍醐味を振り返ります。

概要

  • 日 時:2020年10月28日(水)19:00~21:00
  • 場 所:オンライン(Zoomのウェビナー機能)

詳細

https://bit.ly/2Sl0dPP

書籍詳細

『素が出るワークショップ 人とまちへの視点を変える22のメソッド』饗庭伸・青木彬・角尾宣信 編著

 

ポルトガルの建築家 アルヴァロ・シザ』刊行記念イベント

〈ポルトガルから生配信!〉シザ建築とポルトガルの人・街・生活

今年87歳になる巨匠アルヴァロ・シザ。
その素顔を弟子である伊藤廉氏が7年に渡る取材・執筆を経て、書 下ろされました。
絶えず描かれるスケッチ、寡黙ながら時に発せられる辛らつな言葉 、建築への純粋な愛情。
モダニズムを超えた静謐な空間で世界的評価を得てきたアルヴァロ ・シザの世界を紐解いています。
当日は、ポルトガルのポルト市在住の伊藤氏と、長年シザ建築に注目されてきた吉村 有司氏が、ポルトガルの街や人々、そこに建つシザ建築の魅力を探ります。
奮ってご参加ください。

概要

  • 日 時:2020年10月29日(木)19時~20時30分頃
  • 場 所:Youtube Live(限定配信)

詳細

〈ポルトガルから生配信!〉シザ建築とポルトガルの人・街・生活|『ポルトガルの建築家 アルヴァロ・シザ』刊行記念(2020/10/29|オンライン)

書籍詳細

『ポルトガルの建築家 アルヴァロ・シザ』伊藤廉 著


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公開日:2020/10/21/最終更新日:2020/10/20
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