今日のニュースレター|2週連続『パーパスモデル』刊行記念|9.5ソーシャルイノベーションの歩き方 #2、8.29パーパスモデルの可能性と本で伝えたいこと ほか
***学芸出版社からお知らせです***
昨日・一昨日と自宅横でドラマの撮影がありました。前日から隣の駐車場で大工作業をしたり、大きな植木を何個も持ち込んで何事かと思っていたら、駐車場のある場所が、撮影現場から見るとまるで民家があるかのように修景されていました…!撮影の裏側を知れて少し得した気分です。(編集F)
吉備友理恵×石塚理華×川地真史×富樫重太「共創に向けたパーパスのつくり方・生まれ方|ソーシャルイノベーションの歩き方 #2」(2022/9/5 京都,オンライン)
※このイベントの主催者:学芸出版社/公共とデザイン
詳細は主催団体等にお問い合わせください。
従来のように企業や生活者、行政がそれぞれ課題に対峙するのではなく、無数の課題がつながりあう複雑性に取り組むために企業も行政、生活者も各々の立場から手を取り合うこと、つまり「共創」が求められます。
一方、共創は言葉で言うほどに簡単ではありません。それには、多様に異なるステークホルダーがそれぞれの大切にしたいことを抱きつつも、「共有できるパーパス=存在意義」が存在していないこと。また、何かしらの変化を求める最初の数人の「想いや衝動」が不可欠なこと。こうした要因が共創を作用させるためには必要だとはよく説かれます。
では、このパーパスはどのように形成されていくものなのでしょうか。明確なWHYは初めから存在しうるのでしょうか。共創とはまた、必ずしもそのWHYを関わる全員が理解し、浸透されなければうまくいかないものなのでしょうか。
今回は、吉備友理恵氏の著書『パーパスモデル:人を巻き込む共創のつくりかた』刊行記念を兼ねて、公共とデザインおよび学芸出版社の共催で、イベントを行います。「パーパスモデルとはなにか」「パーパスの生まれ方とは?」といった問いを、多彩な海外事例や、自治体や社会課題に対峙してきた公共とデザインのメンバーのプロジェクト事例も交えた対談セッションを通じて探求します。
こんなかたにおすすめです
- 組織や部署、立場を超えたプロジェクトに携わっている
- より多くの人を巻き込みながらプロジェクトのインパクトを創出したい
- 共創のための知見やノウハウを詳しく知りたい
- 行政職員として、住民と一緒にまちづくりを行いたい
- 共創に対する周りの理解を得るためのヒントを探したい
ソーシャルイノベーションの歩き方とは
わたしたちが目指す「ソーシャルイノベーション」とは、課題の当事者が社会の担い手として共創し、立場の異なるステークホルダーの視点と知が混じりあうことで、新しい関係性を築きながら社会変容をもたらす、事業・政策・地域活動を生み出すプロセスです。
「ソーシャルイノベーションの歩き方」は一般社団法人公共とデザインが主催する、事業や政策、まちづくりを通して社会課題の解決・イノベーション創出に取り組む行政・企業の方々に向けた対話型イベントです。
公共とデザイン
「公共とデザイン」は、サービス企画、リサーチ、ワークショップ等の場作りを通じて、社会課題に取り組む実験・探求・共創のプロセスを構築する、ソーシャルイノベーション・スタジオです。住民協働やニーズの発見、官民連携、新規事業開発、ビジョンやパーパスの設計を行いながら、手触りある<私たちの公共社会>を目指します。
https://publicanddesign.studio/
学芸出版社
日時
9/5(月)19:00~21:00
場所
タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)
配信方法
zoomミーティング
※当日までに配信URLをお知らせします。
参加申込
※以下の注意事項をご確認のうえ、参加券をご購入ください。
※クーポンをご利用の際は、Peatixでチケット購入の際にクーポンコードをご入力ください。クーポン入手については下記をご覧ください。
まち座プラス会員に今回のイベントからご使用できるクーポンコードを配布しています。新規登録も募集中!
登壇者
吉備友理恵
株式会社日建設計イノベーションセンタープロジェクトデザイナー。1993年生まれ。神戸大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻修士課程修了。株式会社日建設計NAD室(Nikken Activity Design Lab)に入社し、一般社団法人Future Center Alliance Japanへの出向を経て現職。都市におけるマルチステークホルダーの共創、場を通じたイノベーションについて研究実践を行う。共創を概念ではなく、誰もが取り組めるものにするために「パーパスモデル」を考案。
石塚理華
公共とデザイン共同代表。千葉大学デザイン学科在学中にグラスゴー美術大学・ケルン応用科学大学(KISD)に留学し、国内外の大学にてサービスデザインを学ぶ。同大学院卒業後、新卒でリクルートに入社。人材部門でデザインディレクションやサービス開発に携わる。その後、受託開発スタートアップを共同創業し、医療・組織運営・宇宙・データ分析など多岐にわたる分野の体験設計やデジタルプロダクトのデザインに携わる。2021年に公共とデザインを設立。
川地真史
Deep Care Lab代表/公共とデザイン共同代表。Aalto大学CoDesign修士課程卒。web系事業会社、デザインコンサルティングを経て独立。その後フィンランドにて行政との協働や持続可能性へ向けたプロジェクトを行う。ワークショップやツールデザイン、共創プロセスを活かし、エコロジー・未来倫理・多種共生をからめたケアや、わたしを超えた他者とともに生きるための想像力をはぐくむ思索・実践をすすめる。
富樫重太
株式会社issues共同創業者/公共とデザイン共同代表。在学中にデザイン会社で勤務。卒業と同時に株式会社Periodsを創業し、社会問題領域のスタートアップ企業・新規事業の立ち上げに関するプロトタイピング/仮説検証の伴走・デザインコンサルティングに従事。2018年に株式会社issuesを共同創業。住民の身近な困りごとを集め、政策実現につなげるサービス「issues」を開発。2021年に公共とデザインを設立。
『パーパスモデル』刊行記念|吉備友理恵×近藤哲朗トークイベント「編集者と掘り下げる!パーパスモデルの可能性と本で伝えたいこと」(2022/8/29 東京,オンライン)
※このイベントの主催者:代官山蔦屋書店
詳細は主催団体等にお問い合わせください。
『パーパスモデル-人を巻き込む共創のつくりかた』の刊行を記念して、著者の吉備友理恵さん、近藤哲朗さんをお迎えし、トークイベントを開催します。
「パーパスモデル」とは、プロジェクトのパーパスを中心に、多様な関係者の1人1人がどんな想いでどう関わるかを可視化する手法です。このモデルはサブタイトルにもあるように、”人を巻き込む共創”のための設計図でもあります。8月10日に発売された新著では、パーパスモデルのつくり方・使い方、パーパスモデルで分析した国内外の共創事例、さらに共創プロジェクトを実現するためのポイントを実践ベースで解説しています。
今回のイベントでは、前半にパーパスモデルや共創について、新著のエッセンスをご紹介いただき、後半は本書の編集者が聞き手となり、パーパスモデルの可能性と本で伝えたかったことを掘り下げながら、参加者のみなさんからの質問にもインタラクティブに対話していきます。関係者の多いプロジェクトを先導している方、共創とは何かを知りたい方、自身の活動の仲間を増やしたい方、いろいろな方々の目的にそれぞれ可能性を見つけてもらえる機会となりますよう、ご参加をお待ちしています。
概要
日時
2022年8月29日(月)19:00~20:30
会場
- 代官山蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町16-15)1号館2Fイベントスペース
- オンライン(zoom)
定員
- 会場30名
- オンライン300名
参加費
- 1)会場参加チケット 1,600円(税込)
- 2)会場参加チケット 1,400円+『パーパスモデル』 2,530円=3,930円(税込)
- 3)オンライン参加チケット 1,500円(税込)
- 4)オンライン参加チケット 900円+『パーパスモデル』 2,530円+送料500円=3,930円(税込)
お申し込みはこちら
https://peatix.com/event/3324070/view
出演
吉備友理恵 (きび・ゆりえ)
株式会社日建設計イノベーションセンタープロジェクトデザイナー。1993年生まれ。神戸大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻修士課程修了。株式会社日建設計NAD室(Nikken Activity Design Lab)に入社し、一般社団法人Future Center Alliance Japanへの出向を経て現職。都市におけるマルチステークホルダーの共創、場を通じたイノベーションについて研究実践を行う。共創を概念ではなく、誰もが取り組めるものにするために「パーパスモデル」を考案。主な著書に『パーパスモデル』など。
近藤哲朗 (こんどう・てつろう)
ビジュアルシンクタンク「図解総研」代表理事。1987年生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業。千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻修士課程修了。面白法人カヤックでディレクターを務め、2014年株式会社そろそろ創業。「ビジネスモデル図解」で2019年度GOOD DESIGN AWARD受賞。2020年「共通言語の発明」をコンセプトに「図解総研」を設立。共同研究により「パーパスモデル」を考案。主な著書に『パーパスモデル』(学芸出版社)、『ビジネスモデル2.0図鑑』(KADOKAWA)、『会計の地図』(ダイヤモンド社)など。
松下慶太×牧野智和「ワーケーションで創造性は高まるのか?」(2022/9/14 オンライン)
※このイベントの主催者:学芸出版社
詳細は主催団体等にお問い合わせください。
- 日時:2022年9月14日(水)19:00-20:30
- 場所:オンライン配信=Zoomミーティング
*オンライン開催のみに変更となりました(2022/7/23) - 参加費:
- 聴講のみ=1,000円
- 聴講+書籍『ワーケーション企画入門』=2,750円
- 書籍は本体2500円+税(定価2750円)です。
- 書籍発送に際してのご注意
- 書籍をお申し込みの方には、ご記入いただいたご住所に書籍をお届けいたします。番地間違いやマンション名抜けによる返送が多発しています。ご住所は正確にお書きください。
- 9/5までにお支払手続きをされた方には、イベント日までにお届けいたします。
- それ以降にお支払手続きをされた方については、イベント後のお届けになる可能性があります旨、ご了承ください。
- 書籍をご購入された場合は、セミナーが中止の場合もご返金致しませんので、ご了承ください。
- 申込:学芸出版社・まち座プラスに登録いただくと本イベントで使える割引クーポンをプレゼント! ご登録はこちら
コロナ禍以降、注目が高まった「ワーケーション」。
観光振興や移住促進のアプローチとして期待する地域が増えるなか、移動や居住、アクティビティ関連のビジネスも拡大し、中長期にわたる施策として定着する道も見えつつあります。
一方で、多様なステークホルダーが参画するワーケーションのプログラムを、受け入れ地域と実施する企業、そしてワーカーの三者にメリットのある形で企画するノウハウは、まだ十分に共有されていません。
今回のトークでは、新刊『ワーケーション企画入門 選ばれる地域になるための受け入れノウハウ』著者で関西大学社会学部教授の松下慶太さんと、『創造性をデザインする 建築空間の社会学』などの著書がある大妻女子大学人間関係学部准教授の牧野智和さんをゲストにお迎えします。
日ごろとは異なる環境で働くワーケーションにおいては特に重要な「空間と創造性」の関係をテーマに、オフィスとは異なる場所として地方が持つポテンシャルは? なぜワーケーションで創造性を高めることができるという言説が出るのか? 創造性が高まる都市(クリエイティブシティ)と地方はどのような関係になるのか?など、さまざまな角度から深掘りできればと考えています。
出演者プロフィール
松下慶太(まつした・けいた)
関西大学社会学部教授。1977年神戸市生まれ。博士(文学)。京都大学文学研究科、フィンランド・タンペレ大学ハイパーメディア研究所研究員、実践女子大学人間社会学部専任講師・准教授、ベルリン工科大学訪問研究員などを経て現職。専門はメディア・コミュニケーション、ワークショップ・デザイン。近年は新しいワークプレイス・ワークスタイルをメディア論、都市論、コミュニケーション・デザインなどの視点から研究している。近著に『ワーケーション企画入門 選ばれる地域になるための受け入れノウハウ』(学芸出版社、2022)、『ワークスタイル・アフターコロナ』(イースト・プレス、2021)、『モバイルメディア時代の働き方』(勁草書房、2019)。
牧野智和(まきの ともかず)
1980年、東京都生まれ。2009年、早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(教育学)。現在:大妻女子大学人間関係学部准教授。主著:『自己啓発の時代――「自己」の文化社会学的探究』(勁草書房、2012)、『日常に侵入する自己啓発――生き方・手帳術・片づけ』(勁草書房、2015)、『ファシリテーションとは何か――コミュニケーション幻想を超えて』(共編著、ナカニシヤ出版、2021)、『創造性をデザインする――建築空間の社会学』(勁草書房、2022)。
連載「ギリシャのポスト・オーバーツーリズム」
新型コロナウイルス感染症の収束は未だに見通せないなか、世界の観光地の中には、国外からの観光客を積極的に受け入れているところも多くなってきました。
特にヨーロッパ随一の観光立国であるギリシャは、早くからインバウンド観光の受け入れを再開しており、すでにコロナ禍以前の活況をみせているとも言われます。
この連載は、国際観光政策が専門の石本東生さん(國學院大學教授/『ポスト・オーバーツーリズム』共著者)が2022年8月下旬に実施するギリシャでの現地調査のもようを、(なるべく)リアルタイムにお届けします。