今日のGD|第4回都市環境デザインセミナー「色を使って街をとりもどす」ほか
ペンキ塗りの町並み・函館の色を使ったまちづくりは、ペンキ層のこすり出しから始まった。
そこで得られた時層色環に浮かび上がった建物の色の歴史は、決して単調なものではなかった。その時々のペンキの性能や値段、そばに出来たステキな建物の色使いの模倣、地域を巡回し助言したペンキ屋さんの存在など、多様な要素が混じり合い、生活のなかに溶け込んだものだった。
そうした人々の街への思いをこめた色をとりもどす動きは函館色彩まちづくり基金やペンキ塗りボランティア活動に結実する。
色を使って街をとりもどす動きは函館に限らない。「自分の建物をカラフルに塗り替える」ことが「ダウンタウンを元気づけることにつながる」という住民の気づきから活気ある町並みを生んだセントジョンズ、あえてEUの基準を外れた鮮やかな色彩で市長が建物を塗り替えて人々に希望を与えたアルバニアのティラナなど、世界に広がっている。
こうした動きを紹介し、町並みの色彩とその計画について新しい視点を示したい。
概要
日時:2020年4月24日(金)18:30~20:30(終了後の懇親会は詳細未定・4000円程度まで)
場所:大阪ガスエネルギー・文化研究所 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館(タワーC 7階)
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新刊 3月31日発売!
『PUBLIC HACK ─私的に自由にまちを使う』(笹尾和宏 著)関連イベント
PUBLIC HACK もっと私的に自由にまちを使う|第23回適塾路地奥サロン
公園や河川、道路など、都市の公共空間活用に向けた規制緩和や公民連携が進み、各地で様々な活用が進んでいます。一方で、そうした空間活用のルール化や「商業空間化」により、ある種の窮屈さや排他性も見え隠れしています。私たちはまちを「使いこなして」いるように見えて、制度やルールに「使われて」いるのではないでしょうか。本来、都市空間は人々の暮らしに対してもっと自由で寛容だったのではないか。私たち都市生活者の暮らしを豊かにするために「自由にまちを使う」とは。ご自身の実践を紐解きながらお話いただきます。
概要
日時:2020年4月10日(金)18:30~
会場:アルパック大阪事務所 大会議室
講師
笹尾和宏(水辺のまち再生プロジェクト事務局)
1981 年大阪生まれ。大阪大学大学院工学研究科ビジネ スエンジニアリング専攻、経済学研究科経営学専攻修了。 ともに修士。2005 年から水辺のまち再生プロジェクトに 参画し、大阪市内の河岸空間や橋の上、河川水域を活用 したイベントを数多く実施。近年は、水辺をはじめ路上や 公園、公開空地などの公共空間に視野を広げ、「自由使 用」 の視点にたった生活目線の実践・提案を行う。2007 年大手建設会社に入社、不動産開発・コンサルティング に従事。2015~2018 年に出向、エリアマネジメントに従事。 2019年には育児のため休職。2017年よりNPO法人とん がるちから研究所研究員。地域の担い手育成のための調 査・研究、演習を行う。共著書に 『あたらしい 「路上」 のつくり方─実践者に聞く屋外公共空間の活用ノウハウ』 (DU BOOKS) 。
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著者関連ニュース
本日、3月25日出演!(ラジオ)
明日、3月26日出演!(テレビ)
新刊『ドイツのスポーツ都市』著者によるブログ
『ドイツのスポーツ都市』著者でドイツ・エアランゲン市在住の高松平藏さんがドイツにおける新型コロナウイルスの状況などについて自身のブログで報告