【イベント中止】2020年第4回都市環境デザインセミナー|色を使って街をとりもどす~コミュニティから生まれる町並み色彩計画~(2020/04/24|大阪)

2020.04.06 11:00 更新

本イベントは都合により中止となりました。
悪しからずご了解をお願い申し上げます。


2020年第4回都市環境デザインセミナー

色を使って街をとりもどす

~コミュニティから生まれる町並み色彩計画~

講師:柳田良造

2020年4月24日(金)/大阪

趣旨

ペンキ塗りの町並み・函館の色を使ったまちづくりは、ペンキ層のこすり出しから始まった。

そこで得られた時層色環に浮かび上がった建物の色の歴史は、決して単調なものではなかった。その時々のペンキの性能や値段、そばに出来たステキな建物の色使いの模倣、地域を巡回し助言したペンキ屋さんの存在など、多様な要素が混じり合い、生活のなかに溶け込んだものだった。

そうした人々の街への思いをこめた色をとりもどす動きは函館色彩まちづくり基金やペンキ塗りボランティア活動に結実する。

色を使って街をとりもどす動きは函館に限らない。「自分の建物をカラフルに塗り替える」ことが「ダウンタウンを元気づけることにつながる」という住民の気づきから活気ある町並みを生んだセントジョンズ、あえてEUの基準を外れた鮮やかな色彩で市長が建物を塗り替えて人々に希望を与えたアルバニアのティラナなど、世界に広がっている。

こうした動きを紹介し、町並みの色彩とその計画について新しい視点を示したい。

JUDI中部ブロック会員 柳田 良造

時層色環

サンドペーパーをつかって、ペンキの層を中心を深く、周辺は浅くこすっていくと塗り重ねられたペンキの塗膜が削られて過去のペンキの層が樹木の年輪のようにくっきりと浮かび上がる。その何とも不思議な色彩の年輪を、「時層色環」と名付けた。

小学生による旧函館ドック(株)社宅の塗り絵提案

日時

2020年4月24日(金) 18:30~20:30
終了後:懇親会
(詳細未定です。4000円ぐらいまで)

場所

大阪ガスエネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
グランフロント大阪北館(タワーC 7階)
http://www.toshimiryoku.jp/access.html

会費

会員500円/会員外1000円/学生500円

定員

30名(申込先着順)

主催

都市環境デザイン会議関西ブロック(JUDI関西)

ご注意

お申込にあたって

コロナウイルスを巡る社会情勢により、セミナーの中止・延期、もしくは懇親会のみの中止・延期の可能性もございます。
その場合はご登録のメールアドレスにご連絡いたしますので、正確にお書きください。
また中止の場合はHPでも告知致します。

講師プロフィール

柳田良造

1950年徳島市に生まれる。1975年北海道大学工学部建築工学科卒業。1981年早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(工学)。(株)柳田石塚建築計画事務所代表、プラハアソシエイツ株式会社代表を経て2008年より岐阜市立女子短期大学生活デザイン学科教授。主な著書に『シリーズ地球環境建築・専門編1』(共著、彰国社、2010年)、『北海道開拓の空間計画』(北海道大学出版会、2015年)、他。主な建築作品に「ニセコ生活の家」「もみじ台の家」「山鼻コーポラティブハウス」「発寒ひかり保育園」「当別田園住宅」、他。2013年日本建築学会賞(論文)、2017年日本建築学会教育賞。

関連書籍

『色を使って街をとりもどす コミュニティから生まれる町並み色彩計画』

柳田良造・森下満 著
A5・216頁・定価 本体3200円+税、2020年3月31日発行

『色を使って街をとりもどす コミュニティから生まれる町並み色彩計画』柳田良造・森下満 著

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