国土交通省が「まちづくりのデジタル・トランスフォーメーション実現会議」を設置 都市政策のDX推進へ

国土交通省が今年度、「まちづくりのデジタル・トランスフォーメーション実現会議」を設置し、有識者らを交えた検討会を開催している。

デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは一般に、デジタル技術を活用して、さまざまな課題解決を図る取り組みを指す。

同省は2020年度から、全国約50都市の3Dモデルをオープンデータ化し利活用を促進するProject PLATEAUを始動。東京23区を皮切りに、同年度中に56都市のモデル整備を完了している

一方で同省は、「コロナ禍を契機としたデジタル技術の進展やポストコロナの時代における『人間中心の社会』への機運の高まりを背景に」政府全体としてDXが推進されながらも、都市政策領域においては長期的・統合的に推進する計画がない点が課題であるとして、同会議の設置に至った。

委員には、出口敦氏(東京大学大学院社会文化環境学専攻教授)、吉村有司氏(東京大学先端科学技術研究センター特任准教授)、水野祐氏(シティライツ法律事務所パートナー)ら9名が就任している。

同会議はすでに4月6日と5月12日に開催(一般聴講可)。第1回では、同省都市局から、まちづくりDXの実現ビジョン案が共有されるなどした。

次回以降は6月7日、7月7日を予定(2022年5月13日時点)。

なお会議の資料はすべてスライド共有サービスSpeaker Deckの国土交通省都市政策課アカウントで公開されており、閲覧が可能になっている。

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