『〈迂回する経済〉の都市論:都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ』が第15回不動産協会賞を受賞しました
『〈迂回する経済〉の都市論:都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ』が、第15回不動産協会賞の受賞作に選ばれました。
一般社団法人不動産協会が主催する不動産協会賞は、「不動産協会の社会貢献活動の一環として、日本経済や国民生活に関する著作物の中から、世の中の多くの方々に読んでいただくことにより、当協会が直面する幅広い課題についてご理解をいただくのに資する著作物を表彰する」(公式サイトより)ものです。
都市開発とパブリックライフは両立できるか。企業が利益直結型の開発を追求する一方で、私たちは余白的共用空間に日常の豊かさを求める。経済と公共のジレンマに揺れる都市に、儲けに価値をおかない空間やサービスが最終的に利益をもたらすという逆説的思考=迂回する経済を実装しようと提言する本作は、これからのまちづくりや都市のあり方を考えるうえで非常に参考になる作品。
――選評より
第15回不動産協会賞について
- 第15回不動産協会賞が決定しました! |一般社団法人不動産協会
なお学芸出版社の刊行物の受賞歴は以下の通りです。
- 第1回|『バルセロナ 旧市街地の再生戦略』(阿部大輔 著)
- 第1回|『都市の自由空間 街路から広がるまちづくり』(鳴海邦碩 著)
- 第3回|『コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる』(山崎亮 著)
- 第3回|『歴史に学ぶ減災の知恵 建築・町並みはこうして生き延びてきた』(大窪健之 著)
- 第4回|『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』(馬場正尊+OpenA 著)
- 第4回|『実証・仮設住宅 東日本大震災の現場から』(大水敏弘 著)
- 第7回|『ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる』(山崎満広 著)
- 第7回|『スポーツ都市戦略 2020年後を見すえたまちづくり』(原田宗彦 著)
- 第9回|『マーケットでまちを変える 人が集まる公共空間のつくり方』(鈴木美央 著)
- 第11回|『社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法』(西智弘 編著)、『色を使って街をとりもどす コミュニティから生まれる町並み色彩計画』(柳田良造・森下満 著)
- 第12回|『福祉と住宅をつなぐ 課題先進都市・大牟田市職員の実践』(牧嶋誠吾 著)、『MaaSが都市を変える 移動×都市DXの最前線』(牧村和彦 著)