ニューヨーク市が道路空間のさらなる活用拡大に向け「オープン・ブールヴァール」プログラム発表 従来の施策よりも対象区域・用途を広げる
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- ニューヨーク市はこのほど、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止と経済活動の復旧を後押しすべく、 “Open Boulevards” (オープン・ブールヴァール)と名付けた新たな道路空間活用プログラムをスタートさせた。
- 同市は昨年のコロナ禍本格化以降、主に運輸局(DOT)がイニシアチブをとる形で、路面飲食店による屋外席としての道路空間の使用を認めるプログラム “Open Restaurants” や、市内の街路100マイル規模で暫定的に自動車の通行を禁止して歩行者・自転車専用空間とする “Open Streets” などの取り組みを実施してきた。
- 市のウェブサイトによれば、今回の「オープン・ブールヴァール」は、こうした取り組みの成果を発展・拡大する形で実施するプログラム。路面の飲食店が屋外席として利用できる区域を拡大するほか、文化活動やコミュニティに根差した事業、景観形成やアートインスタレーションといった用途にも、対象を広げるという。
- 対象地域はブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、スタテンアイランドの5つの行政区にある15の大通り。ウェブサイトで、対象区間・日時と、BIDなどパートナーとして連携する地元事業体名が確認できる。
詳細
Open Boulevards
https://www1.nyc.gov/html/dot/html/pedestrians/openboulevards.shtml
New York Expands Outdoor Activities with Open Boulevards Initiative
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