神戸市 地域課題の解決に起業家らと協働で取り組むプロジェクト「Urban Innovation KOBE」の次期ラインナップを公開
神戸市が、行政の抱える地域課題解決にスタートアップやベンチャー企業らと協働して取り組むプロジェクト「Urban Innovation KOBE」の、2019年度上半期における実施内容を決定し公表しました。
このうち「大規模集客施設の集積地域における安全性の検証実験」と題する課題には、MaaS(Mobility as a Service:様々な交通手段を一つのサービスとして統合的に考える概念)関連ビジネスを展開する(株)MaaS Tech Japanが採択されています。
こうした起業家らと市職員の協働による地域・行政課題解決への取り組みは、同プロジェクトが国内自治体で初めてだということです。
今回の決定を受け、神戸市は9月から約4カ月間、開発や実証実験、サービスの提供などに向け取り組む予定です。
以下、神戸市の記者発表資料より
起業・スタートアップ支援による神戸経済の活性化を目指す神戸市は、スタートアップ(成長型起業家)・ベンチャー企業と市職員が協働して本市の地域・行政課題を解決する国内自治体初プロジェクト「Urban Innovation KOBE(アーバンイノベーション神戸)」を、平成30年度より実施しています。このたび、Urban Innovation KOBEとして新たに取り組む6つの課題とスタートアップ企業が決定しました。
今回決定した企業とそれぞれの課題を所管する担当課の職員は、9月から約4か月間、サービスの協働開発から試行導入、実証実験にともに取り組み、サービスの提供を目指します。
(中略)
採択企業・提案の概要
≪課題1≫大規模集客施設の集積地域における安全性の検証実験(応募:1社)
所管課 :都市局 計画部 指導課
採択企業:株式会社MaaS Tech Japan≪課題2≫子育て世代に届けたい! 商店街・市場の魅力発信(応募:8社)
所管課:経済観光局 商業流通課
採択企業:株式会社BLUE STYLE・ためま株式会社≪課題3≫今までの概念を変えたい!従来型給与システムの刷新と大幅な経費削減(応募:4社)
所管課:教育委員会事務局 総務部 教職員課
採択企業:株式会社Honeycome≪課題4≫オートマッチングを見据えた、中小企業情報の効果的な運用ツール開発(応募:4社)
所管課:公益財団法人 神戸市産業振興財団 商業・ものづくり支援部 ものづくり支援課
採択企業:株式会社クラウドシエン≪課題5≫「カメラx 画像認識AI」放置自転車撤去の効率化ツール実証開発(応募:4社)
所管課:建設局 都市技術研究室・道路部計画課
採択企業:株式会社フューチャースタンダード≪課題6≫事故防止に向けた、公共建築物点検結果の自動解析システムの実証開発(応募:3社)
所管課:建築住宅局 保全課
採択企業:あっとクリエーション株式会社≪参考≫気軽に公園レンタル!公園の利活用から新しい公共空間をつくりたい(応募:6社)
所管課:芦屋市都市建設部公園緑地課
採択企業:株式会社パークフル詳細
スタートアップと神戸市が協働する、国内自治体初の地域課題解決プロジェクト 「Urban Innovation KOBE」 令和元年度上半期の実施を決定!! 行政が抱える課題の解決に取り組む、7社のスタートアップが決定
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2019/09/20190909042301.html