今日のGD|新刊『アーバンストリート・デザインガイド 歩行者中心の街路設計マニュアル』刊行記念イベント9.1

米国のガイドラインから考える歩行者中心の街路設計

車社会・アメリカの街路がいかに変わりつつあるのか。このほど発行される『アーバンストリート・デザインガイド 歩行者中心の街路設計マニュアル』は、歩行者や自転車を優先した道路空間の再配分や、細かに配慮された街路設計手法を分かりやすいイラスト図解で示したガイドライン『Urban Street Design Guide』(著・全米都市交通担当者協会;NACTO)の日本語版です。
日本でも各地で進む歩きたくなるまちづくりや豊かな公共空間づくりにとっても、本書に描かれるアイデアの数々は大きな示唆を与えてくれます。
今回のイベントでは、本書訳者の松浦健治郎先生(千葉大学准教授)と、NACTO理事長のジャネット・サディク=カーン著『ストリートファイト』の監訳もされた中島直人先生(東京大学准教授)をお招きし、アメリカの道路基準の先進性や、それを日本で実現するための方策や課題などについて対談いただきます。

概要

  • 日 時:9/1(水)19:00~21:00
  • 場 所:オンライン

登壇者

松浦健治郎 氏(『アーバンストリート・デザインガイド』訳者)

千葉大学大学院工学研究院建築学コース准教授。博士(工学)。一級建築士。1971年岐阜県高山市生まれ。1994年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1996年早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻博士前期課程修了。(株)小沢明建築研究室所員、(財)日本都市センター研究員、三重大学助教などを経て現職。地方都市における地域資源を活用したまちづくり・都市デザイン・建築設計に関わる実践・研究活動を進めている。
共著書に『コンパクトシティの拠点づくり』(2020年、学芸出版社)、『まちづくり教書』(2017年、鹿島出版会)などがある。

中島直人 氏(『ストリートファイト』監訳者)

1976年生。東京大学大学院工学系研究科准教授。専門は都市デザイン・都市論・都市計画史。主な著書に『都市計画の思想と場所 日本近現代都市計画史ノート』『都市美運動 シヴィックアートの都市計画史』(以上、東京大学出版会)、訳書に『パブリックライフ学入門』(鹿島出版会)。

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『アーバンストリート・デザインガイド 歩行者中心の街路設計マニュアル』出版記念イベント|米国のガイドラインから考える歩行者中心の街路設計(2021/9/1|オンライン)

書籍詳細 9/10発売!ご予約受付中です。

『アーバンストリート・デザインガイド 歩行者中心の街路設計マニュアル』

がくげいラボ×Talkin’About vol.4

山納洋×内田奈芳美 日本型ジェントリフィケーションを考える

「ジェントリフィケーション」は、アメリカやヨーロッパでは都市問題として非常に注目されています。日本ではあまり注目されてきませんでしたが、開発の結果起こる都市の均質化・没個性化という点からみると、日本もこの問題と無縁ではありません。
今回はアメリカのジェントリフィケーションに詳しく、シャロン・ズーキンの「都市はなぜ魂を失ったか」の訳者である内田さんとともに、アメリカの状況を参照しながら、日本型のジェントリフィケーションについて考えます。ぜひご参加ください!

概要

  • 日 時:8/25(水)19:00~
  • 場 所:タイルギャラリー京都、またはオンライン(zoom)

登壇者

山納 洋

1993年大阪ガス入社。神戸アートビレッジセンター、扇町ミュージアムスクエア、メビック扇町、大阪21世紀協会での企画・プロデュース業務を歴任。2010年より大阪ガス近畿圏部において地域活性化、社会貢献事業に関わる。現在同社都市魅力研究室室長。一方でカフェ空間のシェア活動「common cafe」「六甲山カフェ」、トークサロン企画「Talkin’About」、まち観察企画「Walkin’About」などをプロデュースしている。
主な著書に『common cafe』(西日本出版社)、『カフェという場のつくり方』『つながるカフェ』『歩いて読みとく地域デザイン』など、翻訳書に『分断された都市』(学芸出版社)がある。

内田 奈芳美

埼玉大学人文社会学研究科教授。2006年、早稲田大学大学院博士課程修了。博士(工学)。金沢工業大学環境・建築学部講師などを経て、現職。主な著書に『金沢らしさとは何か』(2015年、北國新聞社、共著)『都市はなぜ魂を失ったか』(2013年、講談社、翻訳)など。アーバンデザインセンター大宮副センター長。

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がくげいラボ×Talkin’ About vol.4『日本型ジェントリフィケーションを考える』(2021/08/25|オンライン、京都)

第3回公開!まち座ラジオ「J.バイデンのニューディール:気候変動と格差に挑む」

アメリカ合衆国第46代大統領、ジョー・バイデン。
深刻化した格差問題と気候変動に挑む決意を示した、大胆なビジョンと計画が注目を集めています。
インフラの再生、家族への支援、低炭素への大規模投資、そしてそれを支える増税。
アメリカはこれからどこへ向かうのか――。
「J.バイデンのニューディール:気候変動と格差に挑む」と題したこのラジオでは、元日本経済新聞ロサンゼルス支局長で龍谷大学研究フェローの矢作弘さんをゲストにお迎えし、現状と展望を解説いただきます。
第3回目は「バイデン政権の環境政策」です。

今回の主な話題

  • 就任演説で示した決意
  • 2.6兆ドル予算案の1/6を占める環境関連施策
  • 世界各地で頻発する気候変動由来の自然災害
  • アメリカの環境対策は「約束破り」の歴史
  • 世界の首脳に示した国際的な約束「2030年までに温室効果ガスを2005年比で半減」
  • トランプ政権による“反・地球温暖化対策”路線からの離脱と反転
  • 連邦議会上院での共和党との交渉は大詰め
  • 環境系の予算は妥協案で大幅にカット
  • 連邦に先んじて進む州レベルの取り組み――カリフォルニア州とニューヨーク州
  • EVや電池生産強化に挑む自動車メーカー
  • “モノ言う株主”の登場とESG投資の拡大――姿勢を問われる石油メーカー

詳細はこちら

https://book.gakugei-pub.co.jp/campaign/joe-biden-new-deal/#vol3″