今日のGD|新刊発売!『インバウンド再生 コロナ後への観光政策をイタリアと京都から考える』 ほか

インバウンド回復のため、いますべきこと
海外からの観光客が途絶えて半年。その経済的損失の大きさにたじろぎ、かつてオーバーツーリズムと言って忌避したインバウンドの再生を切実に待ち望む声が高まっている。しかし、拙速な回復策は禁物だ。同じ失敗は繰り返せない。身近な場所での異文化交流を文化都市に転換する力にする観光政策のあり方を示す。

宗田好史 著

四六判・284頁・本体2400円+税

著者

宗田好史
1956年浜松市生まれ。法政大学工学部建築学科、同大学院を経て、イタリア・ピサ大学・ローマ大学大学院にて都市・地域計画学を専攻、歴史都市再生政策の研究で工学博士(京都大学)。国際連合地域開発センターを経て、1993年より京都府立大学助教授、2012年より同教授、2016年4月~2020年3月副学長・和食文化研究センター長。京都市景観まちづくりセンター理事、(特)京町家再生研究会理事などを併任。国際記念物遺産会議(ICOMOS)国内委員会理事、東京文化財研究所客員研究員、国立民族学博物館共同研究員などを歴任。
主な著書に『にぎわいを呼ぶイタリアのまちづくり』(2000)、『中心市街地の創造力』(2007)、『創造都市のための観光振興』(2009)、『町家再生の論理』(2009)、『なぜイタリアの村は美しく元気なのか』(2012)

詳細はこちら

目次、はじめに、おわりにをご覧いただけます!

『インバウンド再生 コロナ後への観光政策をイタリアと京都から考える』宗田好史 著

インバウンド再生』出版記念イベント(11/20、京都+オンライン)

「インバウンド再生 ~コロナ後へ向けて何をなすべきか」
激増した海外からの観光客が途絶えて半年。
まだまだ先が見えないなか、インバウンドの再生に向けて何をなすべきかを示す『インバウンド再生—コロナ後への観光政策をイタリアと京都から考える』を出版します。
本セミナーでは著者の宗田好史氏を迎え、オーバーツーリズムの愚を繰り返さず、市民に愛される観光に再生するための方策をお話しいただきます。
文化の底力、地域それぞれの文化と文化財の奥深さを伝えることで、イタリアも京都も発展してきました。異文化との交流を通じて自らを革新し、双方の文化を変容、発展させ文化産業を育ててきたのです。
ローマ市民は、観光客はむしろローマをよくした、観光がなければ、ローマは貧しい田舎町、ちょっと油断すれば変化に取り残されたと言います。
かつてイタリアがそうであったように、未来の地域社会では、多様な文化を受け容れて、われわれ自身も変わっていくでしょう。身近な場所での異文化交流は高齢化した地方都市を再生し、文化都市に転換する力になります。
本書では、世界の人々とともに、われわれと彼らの文化を発展させる道を探りました。セミナーで議論を深めたいと思います。
なお、ゲストには体験交流型ツーリズムを切り拓き、DMOなどデスティネーション・マネジメントの普及に力を尽くされている大社充さんをお迎えし、現場視点から議論いただきます。

概要

日 時:11月20日(金)19:00~21:00頃
会 場:学芸出版社3階(タイルギャラリー京都)/またはZoomミーティング
参加費:イベント参加・・・zoom:1200円、会場:1000円当日支払(Peatix申込時は無料)
イベント無料参加券付き書籍(送料込み)・・・zoom・会場とも:2640円

詳細・お申込みはこちら!
https://event-inbound-201120.peatix.com/view

登壇者

宗田好史
インバウンド再生』著者(詳細は上記書籍紹介に記載)

大社充
1987年、エルダーホステル協会の創設に参画。地域資源を活用した集客コンテンツの開発のほか、観光人材育成に取り組む。「観光まちづくり組織(DMC)事業運営人材育成研修」を全国80地域以上で実施。2011年、日本観光振興協会理事として「DMO研究会」を立ち上げDMO研究および概念普及に取り組み「DMO推進機構」を設立。2014年「まち・ひと・しごと創生会議」委員としてDMO政策を主導、各地で導入支援と人材育成に取り組む。事業構想大学院大学客員教授(2015-2017)、琉球大学非常勤講師(2020-)。
現在、DMO推進機構代表理事、京都大学経営管理大学院で「デスティネーションマネジメント論」を担当。全国でDMOおよびデスティネーションマネジメントの普及・導入支援を行う。2021年4月から豊岡市に開学する芸術観光専門職大学(仮称)に勤務予定。

実践から学ぶ地方創生と地域金融』著者・江口晋太朗さん登壇イベント(11/18、京都+オンライン)

KRPナイトvol.5「地方創生におけるこれからの金融や支援機関の在り方とは? 〜各地の事例を踏まえた京都流のエコシステムを考える〜
今回の「KRPナイト」Vol.5はたまり場でのオフライン参加とオンラインのハイブリッドで開催します!
今回のKRPナイトは過去、町家にもご縁があり、当時は京都や関西の起業家への取材や町家でのスタートアップイベントの開催、町家オープンカレッジでのゲストとしてもお越しいただいていたTOKYObetaの代表で、編集者、ジャーナリストなどの複数の肩書きを持つ江口氏をゲストにお呼びし、9月に出版されたばかりの著書「実践から学ぶ地方創生と地域金融」の内容を紐解きながら各地の地方創生の事例、これからの金融や支援機関、スタートアップエコシステムの今後についてお聞きします。
さらに、トークセッションではこの10月、御池河原町に「Question」をオープンされた京都信用金庫の津田氏、四条烏丸にある「KOIN」を運営する一般社団法人京都知恵産業創造の森の生田氏、KRPからは「KRPたまり場」の担当である井上氏も交えて、各施設のコンセプトや目指す先、江口氏のトークを聞いた上での京都における社会課題解決や地方創生のこれからについてなどお話できればと思います。

概要

日 時:11月18日(水)18:30~20:30
会 場:1.京都リサーチパーク「たまり場」/2.オンライン(ZOOMによる開催)
※お申込み時に、1.会場参加券(オフライン参加)、2.Web参加券(オンライン参加)どちらかをお選びください。
定 員:オフライン参加…15名、オンライン参加…30名
参加費:無料
主 催:京都リサーチパーク株式会社
共 催:株式会社ツナグム

詳細・お申込みはこちら!

https://krpnight-vol5.peatix.com/

登壇者

江口晋太朗(えぐち・しんたろう)氏
TOKYObeta代表。編集者、ジャーナリスト、プロデューサー。「都市と生活の編集を通じて、誰がもその人らしい暮らしができる社会に」をテーマに、都市や地域の経済開発、事業創造、ブランディングなど幅広く取り組む。著書に『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(学芸出版社)『孤立する都市、つながる街』(日本経済新聞社出版社)『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社)他。

津田郁太(つだ・いくた)氏
1981年生まれ。2005年入庫し、営業店を3店舗、京都府外郭団体への出向を経て、本部にて創業支援業務、海外販路支援業務(東南アジア・インド担当)をした後、2019年新拠点(QUESTION)開業プロジェクトを担当し、現職。2020年、QUESTION8F DAIDOKOROの運営会社((株)ツナグムと京都信用金庫の合弁会社)の取締役就任。

生田優里佳(いくた・ゆりか)氏
京都市で生まれ育つ。京都府立大学大学院を卒業後、京都市役所に入庁。男女共同参画や住宅関係の部署などを経て、2019年から一般社団法人京都知恵産業創造の森に出向、オープンイノベーションカフェ「KOIN」を立ち上げから担当。KOINの掲げる「時代をつくる出会いを」生み出すべく、KOINでの相談対応やイベント企画(特にコワーキング同士の連携!)などに奔走中。

井上雅登(いのうえ・まさと)
1990年生まれ。京都リサーチパーク㈱イノベーションデザイン部所属。政府系金融機関で約5年間中小企業金融に従事。その後、京都リサーチパーク㈱(KRP)に入社。ベンチャー、スタートアップのサポートやKRP内のインキュベーションフロア「TSA」の運営・支援担当や、イベントスペース「たまり場」の立ち上げ・運営を行う。JBIA認定インキュベーションマネージャー。

書籍詳細

『実践から学ぶ地方創生と地域金融』山口省蔵・江口晋太朗 著

今月の学芸出版社

まもなく刊行される予約受付中の近刊と発売中の新刊、開催を予定している書籍の関連イベントを下記にてご紹介しています!

🍁 学芸出版社 2020年11月のラインナップ


ニュースレター登録はこちら

記事をシェアする

公開日:2020/11/13/最終更新日:2020/11/12
学芸出版社では正社員を募集しています
学芸出版社 正社員募集のお知らせ