優れた屋外飲食環境を整備した店を表彰する「アルフレスコ・アワーズ」の募集がニューヨークでスタート
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- ニューヨークで地域計画や公共空間の利活用を推進している連合組織が、同市内の優れた屋外ダイニングスペースやオープンな道路空間を表彰しようと、コンペティションプログラム “Alfresco Awards” (アルフレスコ・アワーズ)を設立し、応募を受け付けている。
- 主催団体である “Alfresco NYC” は、公共空間の活用をサポートしている Design Trust for Public Space、ニューヨーク州などの地域計画に参画している非営利組織 Regional Plan Association (RPA)、脱・自動車・トラック依存を推進する Tri-State Transportation Campaign の3団体により設立された組織。
- アルフレスコ・アワーズは、市内5つの行政区で最も優れた屋外のダイニングスペースやオープンな道路活用例を、下記の3部門で募集して表彰するもの。選出された取り組みには500ドルの賞金のほか、広報的なサポートを無料で受けられることになっている。募集は6月21日に締め切られ、7月5日に受賞者が発表される予定。
- サステイナビリティ/イノベーション/デザイン
:環境に配慮し、屋外での体験を向上させる創造的なソリューションになっているもの - コミュニティ・パートナーシップ/インテグレーション/価値のプロモーション
:近隣住民との協力関係が構築できているもの - 安全/モビリティ
:あらゆる年齢層・運動能力の利用者がアクセスして楽しむことができるよう、安全性に配慮できているもの
- サステイナビリティ/イノベーション/デザイン
- ニューヨーク市は昨夏以降、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策と経済活動の復旧を進めるべく、路面の飲食店に道路の一部を屋外席として使用することを認める「オープン・レストラン・プログラム」を実施。これには約11,000店以上が参画しており、市民からの支持も篤い取り組みだが、店は裕福な地域に集中する傾向にあるとされており、今回のアワーズの狙いの一つには「持続可能かつ公平に利用しやすい方法で」(RPA代表のトム・ライト氏)レストランや地域コミュニティの創意工夫と財政的な目標をサポートすることがあるという。
詳細
New Coalition, ‘Alfresco NYC’, Launches Awards Competition for Best Outdoor Dining and Best Open Streets in NYC
https://rpa.org/latest/news-release/alfresco-nyc-open-streets-restaurants-press-release
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Cover Photo: Alfresco NYC