今日のGD|『一級建築士受験 マンガでわかる製図試験』著者・ヒヅメさん、山口達也さんに聞く ほか
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「角番」と呼ばれる製図試験3度目のチャンスにかける主人公が、まわりの人たちからの「気づき」や「ノウハウ」を手に突き進む物語を描いた異色の受験マンガ『一級建築士受験 マンガでわかる製図試験』。
著者である一級建築士で漫画家のヒヅメさんと、人気講座「製図試験 .com」を運営する山口達也さんへのインタビューのもようをお届けします。
おもなトピック
- “ストーリーで聞かないとわからない”という声
- 合格という到達点は変わらない。そのプロセスに工夫がある
- 頑張って勉強しても3分の1しか合格できない試験
- 知識ではなく思考法の基本を“ベタベタに”描いた
- 実務経験と受験資格の関係について
- 「考える」とは、情報を「引いて」いくこと
- 柔軟に対応できるパターンのストックを増やすこと
- マンガだったからこそ描けた受験の世界
- 読者へのメッセージ
著者
ヒヅメ
日本工業大学工学部建築学科を卒業後、発電プラント企業に勤務。在職中に一級建築士を取得した経験をもとに、受験体験記「一級建築士になりたい」(Kindleインディーズ)を執筆。発表後1年で2万ダウンロードを記録し、Kindleインディーズマンガ大賞にノミネートされる。現在、建築実務に携わりながら、マンガ家として活躍。本書が出版社デビュー作となる。
山口達也
神戸大学大学院環境計画学専攻修士課程修了。阪神電鉄、レンゾ・ピアノ・ビルディングワークショップ・ジャパン等を経て、有限会社I.L.D.を立ち上げ、製図試験.com代表を務める。NPO 理事、一般社団法人代表理事、大阪コミュニティ通信社代表をこなしつつ、セルフビルダーとして狭小店舗デザインを行う。一級建築士、心理カウンセラー。著書に『一級建築士設計製図試験 ステップで攻略するエスキース』(学芸出版社)など。
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文化と地域デザイン講座 スタートアップイベント
<文化で地域をデザインする>を語る
日本アートマネジメント学会会長・文化と地域デザイン研究所代表の松本茂章さんが「聞き手」となり、気になっている方をゲストに招いて、文化を活かした地域づくりについて自由に話し合う連続イベント「文化と地域デザイン講座」。
最初にご招待するのは高島知佐子さん(静岡文化芸術大学准教授)です。
経営学がご専門で、アートマネジメント研究に専心されているほか、アートにかかわる実践にも携わっておられます。
概要
- 日 時:2021/6/18(金)18:30~
- 場 所:タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)
登壇者
松本茂章
公立大学法人静岡文化芸術大学文化政策学部/大学院文化政策研究科教授。日本アートマネジメント学会会長、日本文化政策学会理事。文化と地域デザイン研究所代表。早稲田大学卒業、同志社大学大学院総合政策科学研究科博士課程(後期課程)修了。博士(政策科学)。読売新聞記者、支局長、県立高知女子大学教授を経て2011年から現職。専門は文化政策研究。全国各地の文化施設を訪ね歩いている。編著書に『文化で地域をデザインする』(学芸出版社)ほか
高島知佐子
静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科・准教授。専門は経営学・アートマネジメント。博士(商学)。(独)中小企業基盤整備機構で中小企業支援に携わり、大阪市立大学都市研究プラザ、京都外国語大学を経て現職。文楽や能楽、邦楽、地域の民俗芸能など、伝統芸能の上演組織を中心に、芸術団体の長期的な活動について研究。近年は伝統芸能を支える伝統工芸に関心を広げ、存続が困難になりつつある小規模産地の研究に取り組んでいる。
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『PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う』著者・笹尾和宏さん登壇
「都市のスキマを語る」連続レクチャー
第二次世界大戦の終戦から76年が経とうとしています。戦時中、日本の多くの都市が焼け野原と化しましたが、復興は急速に進み、1964年には東京オリンピックが開催されるまでに至りました。そして今、20世紀を通じて激しい新陳代謝を繰り返してきた東京にもある種の閉塞感が漂っています。カンフル剤のように大規模開発があちこちに打ち込まれる一方で、老朽化する都市インフラ、増え続ける空き家、そしてコロナ禍による空洞化など。東京のあちこちに生まれるさまざまな隙間から新しい都市の姿が見えてくるのかもしれません。
20世紀の建築と都市をめぐる文化、社会、政策などの諸相を振り返りながら、これからの都市の変容を考えていく契機になればと思います。
(produce & curation長谷川逸子)
概要
- 日 時:2021/6/18(金)19~20:30
- 場 所:オンライン
- 登 壇:笹尾和宏、長谷川逸子