日本観光研究学会が「新型コロナウイルス収束後の観光客行動変容に関する緊急アンケート調査」の速報値を発表
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- 日本観光研究学会が2020年5月18日~30日に実施したアンケート調査の結果を発表した。日本観光研究学会の会員を対象に行われた調査で、334件の回答があった。調査項目は、回答者の基本属性の他、新型コロナウイルス収束後の観光需要回復の時期、インバウンドの受け入れ態勢を含むこれからの観光、今後の観光支援等について問う全8問。
- 調査結果のうち、新型コロナウイルス感染拡大収束後の観光需要について、「1年後(2021年春)、2年後(2022年春)までに、それぞれどの程度まで復活すると考えますか?」という質問に、“2年後に2019年と同程度の水準まで復活する”と回答した人は国内旅行の場合は6割程度、海外旅行及び訪日旅行については3割程度にとどまり、需要回復の期待値は国内と海外で大きく差が開いていることがわかった。
- また、今後望まれる観光については「自然観光」が群を抜いて1位、続いて「歴史・文化観光」「温泉旅行」となった。なお「都市観光」は18.9%とこの調査項目においては中間あたりのニーズがあることがわかった。インバウンド客の受け入れ意識については「受け入れるが、以前よりは消極的になると思う」が最も高く約半数を占めたが、回答者の居住地による違いがあるとしている。調査は今後も継続される予定で、今後の経年変化が観察される。
詳細
日本観光研究学会「新型コロナ・特別プロジェクト」新型コロナウィルス収束後の観光行動変容に関する緊急アンケート調査 調査結果(速報値)
(2020/06/03|日本観光研究学会)
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