国連世界観光機関 第3回世界ガストロノミーツーリズム スタートアップ・コンペティションを開催(申込締切:2022年2月28日)
国連世界観光機関(UNWTO)が、「第3回世界ガストロノミーツーリズム スタートアップ・コンペティション」の募集要項を発表している。UNWTO駐日事務所のウェブサイトでは、日本語版の閲覧が可能。
観光庁によれば、ガストロノミーツーリズムとは「その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、その土地の食文化に触れることを目的としたツーリズム」を指し、「地域の伝統や多様性をサポートするだけでなく、文化の発信、地方経済の発展、持続可能な観光の実現等にも資するもの」とされている。
3回目を迎える今回は、いずれもガストロノミーツーリズム分野を念頭に、「新しい技術」「地域への影響」「持続可能性と廃棄物」の3つのテーマを明示。関連する事業に取り組むスタートアップ企業の参加を募っている。
参加申込の締め切りは2022年2月28日で、5月に発表される優秀者には、UNWTO関連組織からのアドバイザリーや、スペインにあるバスク・クリナリー・センター(BCC)が運営するレストラン付きのラボ施設「LABe」の6カ月利用権などが与えられる。
前回のファイナリストには、食に関する体験を検索できるタイ発のオンラインプラットフォーム「Cookly」や、個人経営の飲食店の法人集客を支援するスペインのBtoBサービス「UpperEat」などが選出されている。
なお、UNWTOが毎年開催している国際会議「ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」は、第7回となる次回が2022年6月に奈良県で開催されることになっている。これまでベルギーのブルージュ、スペインのサン・セバスティアンなどで開催されており、日本の都市が開催地となるのは次回が初めてとなる。
詳細
- 日本語ページ:(アイデア募集中!)第3回世界ガストロノミーツーリズム スタートアップ・コンペティション
- 英語ページ:3rd Global Gastronomy Tourism Startup Competition
- 日本の食文化を世界に発信!食と観光の世界大会を日本初開催!~UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラムin奈良~
Cover Photo by Aarón Blanco Tejedor on Unsplash