国土交通省が第1回目の「まちづくりアワード」受賞者を発表 構想・計画部門で「姫路市ウオーカブル推進計画」が大臣賞
まちづくりにかかわる様々な取り組みの中で特に優れたものを表彰しようと国土交通省が今年度創設した「まちづくりアワード」について、このほど第1回目の受賞者が決定した。
まちづくりアワードは、「実績部門」「構想・計画部門」「功労部門」の3つの部門で募集。第1回目には実績部門に39件、構想・計画部門に13件のおうぼがあったほか、功労部門には地方公共団体から19件の推薦があった。
このうち実績部門の国土交通大臣賞には、岐阜県飛騨市の「人口減少先進地の挑戦!地域を越えて支え合う『お互いさま』が広がるプロジェクト『ヒダスケ!』」が選出。
課題解決を依頼する地域住民と、ボランタリーな協力に意欲的な全国の飛騨市ファンをウェブサイト「ヒダスケ!」上でマッチングし、返礼(オカエシ)として地域の野菜や電子地域通貨「さるぼぼコイン」を活用するなどしている取り組みが評価された。
また構想・計画部門では、兵庫県姫路市の「姫路市のウオーカブル推進計画」が国土交通大臣賞に選出。
この推進計画は、姫路駅から姫路城に至る大手前通りエリアをはじめとする3つのエリアで、居心地が良く歩きたくなるまちなか空間を目指す取り組み。短期(1~2年)・中期(3~5年)・長期(6~10年)の3つの時間軸で区域を分けながら段階的に展開するスキームや、丁寧なリサーチの実施や社会実験の導入、各種ステークホルダーとの連携など各方面で評価を受けた。
受賞した取り組みの詳細は国土交通省のウェブサイトで確認できる。問い合わせは国土交通省都市局まちづくり推進課まで。
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