【受付終了】山水郷チャンネル #02 城谷耕生さん|長崎県雲仙市小浜町

主催 GOOD DESIGN Marunouchi
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、住まいや働き方、都市のあり方の問い直しが始まっています。
人を集めることで繁栄を享受してきた都市や観光地のリスクが再認識される一方で、自然豊かで人が少なく、清浄な大気を享受できる場所の価値が見直され始めています。
海に囲まれ、山が連なる日本列島は、山水の恵みに満ちていますが、中でも特に山水の恵み豊かな地域のことを「山水郷」と呼ぶとすれば、山水郷には国や経済がどうなろうが生きていける懐の深さと安心感があります。

GOOD DESIGN Marunouchiでは、そんな山水郷のポテンシャルに光を与えるべく、山水郷に根を張って生きるデザイナーやクリエイター達の物語を紹介する「山水郷のデザイン:生きのびるための新しい日本の物語(ナラティブ)」展を企画してきました。

外出自粛を受け、丸の内での展示時期が見通し難くなる中、緊急企画として、「山水郷チャンネル」をスタートしました。

次回は城谷耕生氏をお招きします。
城谷さんはイタリアでも日本でも一貫して職人との物づくりに取り組まれていますが、その背景にあるイタリアでの生活体験や、デザインと社会のあり方についてのお考えを2週にわたってじっくりお伺いします。

スタジオを構える小浜では近年移住者が増え、確実にこれまでと違う町になりつつあるとのこと。デザイナーの方も、そうでない方にも示唆に富むお話になると思います。
ぜひご覧ください。

日時

前編:2020年5月30日(土) 16:30 – 17:15
後編:2020年6月5日(金) 19:00 – 20:15

参加費

無料

ゲスト

城谷耕生(しろたにこうせい)

1968年長崎県生まれ。1991年イタリアに渡りミラノの建築・デザイン事務所勤務。
1995年に独立し、エンツォ・マーリ、アキッレ・カスティリオーニらと共同デザイン作業を行う。
イタリアではガラス・大理石など伝統産業のデザインに携わる。
2002年帰国し、長崎県雲仙市にSTUDIO SHIROTANIを開設。
帰国後は唐津、小石原、波佐見、別府など九州の伝統工芸産地の職人たちとの共同作業に力を入れる。
これまでにデザインした作品は東京国立近代美術館、長崎県美術館などに収蔵されている。
2012年には雲仙市小浜温泉の過疎化が進む刈水地区の調査・研究を行い、2013年この地区にデザインショップ・喫茶「刈水庵」をオープンする。
以後、刈水エコビレッジ構想と称するデザインを活用した地域デザインを続けている。

ホスト

井上 岳一 氏
(「山水郷のデザイン 生きのびるための新しい日本の物語」展ディレクター)

株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト
東京大学農学部卒業。Yale大学修士(経済学)。林野庁、CassinaIXCを経て現職。「人口減少時代を生き抜く地域社会のデザイン」をミッションに、官民双方の水先案内人としてインキュベーション活動に従事。内閣府規制改革会議専門委員。南相馬市復興アドバイザー。
「山水郷」の復権を説いた『日本列島回復論―この国で生き続けるために―』(新潮選書)を昨年10月に上梓。

藤崎圭一郎氏

デザイン評論家 / 編集者・東京藝術大学 教授
1963年生まれ。『デザインの現場』編集長を務めた後に、フリーランスとしてデザインに関する記事の執筆、雑誌・書籍の編集に携わる。
主な著書に広告デザイン会社ドラフトの仕事を取材した『デザインするな』。雑誌『AXIS』にて生命科学を中心にサイエンスや工学の研究の現場を取材する「Sci Tech File」を連載中。
2010年より東京藝術大学美術学部デザイン科准教授、2016年より同大学教授。

第1回ゲストの坂本太祐さんにもご登場いただきます。

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