佐脇三乃里×青木彬×饗庭伸「アートと都市――まちの創造力を読む」まち歩きツアー+レクチャー|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol. 14

主催 学芸出版社/協力:黄金町エリアマネジメントセンター
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

内容

都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。
このレクチャーシリーズでは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブを開催します。

第14回目のテーマは、「アートと都市」です。

多くの人は、アートは美術館で鑑賞するものであり、都市にアートを導入する時には新しい美術館をつくればよい、と考えているかもしれません。
しかしアートは額縁から出て、その形をどんどん進化させており、観客との関わり合いの中で制作されたり、衰退した地域を再生するための戦略的な手法としても用いられるようになりました。

アートの強みは、多種多様の都市の課題と組み合わせられることにあります。アートを組み合わせることで、困難な課題解決の糸口が得られるかもしれません。この分野について、どういったキーワードや事例を押さえ、また何を手引きに学びを深めていけばよいのか、ゲストとともに考えます。

今回は、黄金町エリアマネジメントセンターのご協力のもと、アートの街としての地域再生で知られる、横浜市中区初黄・日ノ出町地区(通称:黄金町)をご案内いただくまち歩きツアーをレクチャー前に実施します。
ぜひあわせてご参加ください。

■出演

佐脇三乃里(さわき みのり)

1985年生まれ。日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター(2011〜2017)、2017年度文化庁新進芸術家海外研修制度1年派遣員としてオランダでアーティストの制作環境に関する調査を実施、株式会社SHIBAURA HOUSE(2020-現在)。書籍『アートとコミュニティー横浜・黄金町の実践から』(春風社)企画監修。

青木彬(あおき あきら)

インディペンデント・キュレーター。一般社団法人藝とディレクター。一般社団法人ニューマチヅクリシャ理事。1989年東京都生まれ。東京都立大学インダストリアルアートコース卒業。アートを「よりよく生きるための術」と捉え、アーティストや企業、自治体と協働して様々なアートプロジェクトを企画している。編著書に『素が出るワークショップ』(学芸出版社)、著書に『幻肢痛日記』(河出書房新社)など。

饗庭 伸(あいば しん)

東京都立大学都市環境学部教授。1971 年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建設工学専攻博士課程退学。博士(工学)。東京都立大学助手、准教授を経て、2017年より現職。主な単著に『都市をたたむ』『平成都市計画史』(花伝社)、『都市の問診』(鹿島出版会)、共編著に『まちづくりの仕事ガイドブック』『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』『コミュニティデザインの現代史』(学芸出版社)、『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会)、『シティ・カスタマイズ』(晶文社)など。

■タイムテーブル

▼まち歩きツアー(希望者のみ)
15時10分:会場集合・受付

黄金町エリアマネジメントセンターのご協力のもと、アートの街としての地域再生で知られる、横浜市中区初黄・日ノ出町地区(通称:黄金町)をご案内いただくまち歩きツアーを実施します。黄金町の歴史については下記のページをご覧ください。
https://koganecho.net/history

15時50分:会場着
▼レクチャー
16時前後:レクチャースタート
  • [話題提供]「アートと都市」について学ぶための事例とキーワード
    /青木彬×佐脇三乃里
    書籍で紹介しているキーワードについてのアウトラインや参照したい事例について解説します。
  • [クロストーク&ブックレビュー]アートと都市――創造力の可能性を読む
    /青木彬×佐脇三乃里×饗庭伸
    キーワードについてのディスカッションのほか、アートと都市をテーマにした都市系の書籍をピックアップし、レビューしながらご紹介します。
  • [質疑応答]
    /青木彬×佐脇三乃里×饗庭伸×参加者の皆さま
    学習・研究・実務にかかわる方々からの質問にお答えしながらディスカッションします。
18時ごろ:レクチャー終了