都市を学ぶ人のためのキーワード事典 これからを見通すテーマ24

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内容紹介

言葉の世代交代をつかみ、時代を見通そう

都市をめぐる実務・研究に携わるなら押さえておきたい話題を、気鋭の執筆陣が24のテーマ・約230個のキーワードでコンパクトに解説。理念、政策、制度、手法、技術までバランスよくカバーし、言葉の世代交代やトレンド、テーマ間の関係がつかめる。関連データや事例、ニュースは都市系情報サイト「まち座」でフォローアップ!


饗庭 伸 編著
著者紹介

体裁四六判・288頁

定価本体2700円+税

発行日2023-09-25

装丁テンテツキ 金子英夫

ISBN9784761528706

GCODE5649

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パブリック・ライフ
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編著者・著者略歴

編著+まえがき・扉ページ

饗庭 伸(あいば しん)

東京都立大学都市環境学部教授。1971 年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建設工学専攻博士課程退学。博士(工学)。東京都立大学助手、准教授を経て、2017年より現職。主な単著に『都市をたたむ』『平成都市計画史』(花伝社)、『都市の問診』(鹿島出版会)、共編著に『まちづくりの仕事ガイドブック』(学芸出版社)、『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会)、『シティ・カスタマイズ』(晶文社)など。

人口減少

矢吹剣一(やぶき けんいち)

横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院・准教授。1987年生まれ。筑波大学第三学群社会工学類卒業。東京大学大学院工学研究科都市工学専攻修士課程および博士課程修了。博士(工学)。一級建築士。神戸芸術工科大学助教、東京大学先端科学技術研究センター特任助教等を経て、2022年より現職。主な著書(共著)に『土地はだれのものか 人口減少時代に問う』(白揚社)など。

都市再生

中島弘貴(なかじま ひろき)

東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻特任講師。1988年生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。設計事務所(ria)勤務を経て、2020 年同大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了、2021年4月より同大学未来ビジョン研究センター(IFI)・連携研究機構不動産イノベーション研究センター(CREI)特任助教、2023年6月より現職。博士(工学)。一級建築士。共著に『都心周縁コミュニティの再生術 既成市街地への臨床学的アプローチ』(学芸出版社)。

都市のリノベーション

加藤優一(かとう ゆういち)

建築家、東北芸術工科大学専任講師、(株)銭湯ぐらし代表取締役、(一社)最上のくらし舎共同代表理事。1987年生まれ。東北大学大学院博士課程満期退学。デザインとマネジメントの両立をテーマに、建築の企画・設計・運営・研究に携わる。近作に「小杉湯となり」「銭湯つきアパート」「佐賀城内エリアリノベーション」「旧富士小学校の再生」など。近著(単著)に『銭湯から広げるまちづくり』(学芸出版社)、共著に『CREATIVE LOCAL』『公共R不
動産のプロジェクトスタディ』『テンポラリーアーキテクチャー』(学芸出版社)、『多拠点で働く』(ユウブックス)など。

松田東子(まつだ はるこ)

公共R不動産/株式会社スピーク。1986 年生まれ。一橋大学社会学部卒業。University College London MSc Urban
Studies 修了。株式会社大成建設を経て2013年から(株)スピークにて空き家活用による移住促進を目指したトライアルステイ、2015年から公共R不動産立ち上げにかかわる。共著に『公共R不動産のプロジェクトスタディ』(学芸出版社)。

公共施設再編

讃岐 亮(さぬき りょう)

東京都立大学都市環境学部建築学科助教。1984 年生まれ。東京都立大学工学部建築学科卒業。首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学域博士後期課程修了。博士(工学)。首都大学東京特任助教を経て、2013 年から現職。主な著書(共著)に『公共施設のしまいかた まちづくりのための自治体資産戦略』(学芸出版社)、『建築転生から都市更新へ 海外諸都市における既存建築物の利活用戦略』(日本建築センター)。

パブリック・ライフ

園田聡(そのだ さとし)

有限会社ハートビートプラン代表取締役(共同)。1984年埼玉県所沢市生まれ。工学院大学大学院修士課程修了後、商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015 年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より有限会社ハートビートプラン。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。著書に『プレイスメイキング アクティビティ・ファーストの都市デザイン』(学芸出版社)。

マーケット

鈴木美央(すずき みお)

オープラスアーキテクチャー合同会社 代表。東京理科大学経営学部国際デザイン経営学科講師。1983 年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。Foreign Office Architects ltd.(英国)勤務を経て、慶應義塾大学理工学研究科開放科学専攻博士課程退学。博士(工学)。著書(単著)に『マーケットでまちを変える 人が集まる公共空間の使
い方』(学芸出版社)。

アートと都市

佐脇三乃里(さわき みのり)

1985年生まれ。日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター(2011〜2017)、2017年度文化庁新進芸術家海外研修制度1年派遣員としてオランダでアーティストの制作環境に関する調査を実施、株式会社SHIBAURA HOUSE(2020-現在)。書籍『アートとコミュニティー横浜・黄金町の実践から』(春風社)企画監修。

青木彬(あおき あきら)

インディペンデント・キュレーター。一般社団法人藝とディレクター。一般社団法人ニューマチヅクリシャ理事。1989年東京都生まれ。東京都立大学インダストリアルアートコース卒業。アートを「よりよく生きるための術」と捉え、アーティストや企業、自治体と協働して様々なアートプロジェクトを企画している。編著書に『素が出るワーク
ショップ』(学芸出版社)。

住まい

田中由乃(たなか ゆの)

東京工業大学環境・社会理工学院助教。京都大学建築学科卒業。同大学院工学研究科建築学専攻修了。博士(工学)。一級建築士。

社会的包摂

葛西リサ(くずにし りさ)

追手門学院大学地域創造学部准教授。学術博士。神戸大学大学院自然科学研究科修了。ひとり親世帯、DV被害者、セクシュアルマイノリティの住生活問題を専門とする。主な著書に、『母子世帯の居住貧困』(日本経済評論社)、『13歳から考える住まいの権利』(かもがわ出版)ほか。2009年、都市住宅学会研究奨励賞、2016年住総研研究選奨、2019 年都市住宅学会研究論文賞を受賞。2021年より、国土交通省、人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業評価委員会、委員。

白波瀬達也(しらはせ たつや)

関西学院大学人間福祉学部教授。1979 年生まれ。関西学院大学社会学部卒業。同大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(社会学)。大阪市立大学都市研究プラザGCOE研究員、関西学院大学社会学部任期制教員、桃山学院大学社会学部准教授を経て現職。主な著書(単著)に『貧困と地域 あいりん地区から見る高齢化と孤立死』(中公新書)、『宗教の社会貢献を問い直す ホームレス支援の現場から』(ナカニシヤ出版)など。

超高齢社会

後藤 純(ごとう じゅん)

東海大学建築都市学部建築学科特任准教授。1979年生まれ。東京大学大学院都市工学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(工学)。2010年より東京大学高齢社会総研究機構特任講師等を経て、2020 年より現職。専門は、都市計画、まちづくり、ジェロントロジー(高齢社会総合研究学)。主な著書に『超高齢社会のまちづくり』(単著、学芸出版社)、『コミュニティデザイン学』『地域包括ケアのすすめ』(いずれも共著、東京大学出版会)など。

子どもとともに育つまち

寺田光成(てらだ みつなり)

高崎経済大学地域政策学部特命助教。1991 年生まれ。立命館大学産業社会学部子ども社会専攻卒業。千葉大学院園芸学研究科博士課程修了。博士(農学)。小学校教員免許所持。千葉県松戸市岩瀬自治会集会所管理人、IPA 日本支部運営委員、特非)、日本冒険遊び場づくり協会情報研究センター主任研究員、特非)そとぼーよ理事などを担う。
主な著書に『子どもまちづくり型録』(共著)、『Play in a Covid Frame Everyday Pandemic Creativity in a Time of Isolation』(分担執筆)など。

田口純子(たぐち じゅんこ)

名城大学都市情報学部准教授。1985年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、東京大学大学院情報学環助教等を経て、2022年から現職。2023年からイリノイ工科大学客員研究員。国際建築家連合UIA建築と子どもワークプログラム日本委員兼アジアディレクター。主な著書に『伊東豊雄 子ども建築塾』『Collaborative Heritage Management』(以上、共著)など。

町並み・景観まちづくり

益尾孝祐(ますお こうすけ)

愛知工業大学工学部建築学科准教授。博士(工学)。一級建築士、ヘリテージマネージャー。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院理工学研究科修士課程修了。2002年アルセッド建築研究所入所。地域のまちづくり支援から、まちをつくる建築、都市デザインまでの計画、設計に携わり、研究的実践をもとに実践的研究を推進。2020年より
現職。住総研博士論文賞(2018年度)。

ツーリズムと都市

姫野由香(ひめの ゆか)

国立大学法人大分大学理工学部理工学科建築学プログラム准教授。1975 年生まれ。大分大学大学院建設工学専攻修了。博士(工学)。建築・都市計画技術を応用した地域再生に関する研究を行っている。主な著書(共著)に『住み継がれる集落をつくる 交流・移住・通いで生き抜く地域』『少人数で生き抜く地域つくる 次世代に住み継がれるしくみ』(学芸出版社)など。

西川 亮(にしかわ りょう)

立教大学観光学部准教授。1985年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了後、(公財)日本交通公社にて研究員を経て、同大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。博士(工学)。立教大学観光学部助教を経て、2021年から現職。主な著書(共著)に『ポスト・オーバーツーリズム 界隈を再生する観光戦略』(学芸出版社)、『観光地経営の視点と実践』(丸善出版)など。

地方創生

佐伯亮太(さえき りょうた)

合同会社Roof共同代表/播磨町まちづくりアドバイザー/佐用町縮充戦略アドバイザー。1988年生まれ。明石高専建築学科卒業。山口大学感性デザイン工学科卒業。横浜国立大学大学院Y-GSA 修了。大阪大学大学院工学研究科修了。博士(工学)。主な活動は、地域自治組織の伴走支援、インハウススーパーバイザーとしての行政施策の立案支援など。

国土の計画

菅正史(すが まさし)

下関市立大学経済学部教授。1977年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。博士(工学)。東京大学先端科学技術研究センター助手、土地総合研究所研究員、国際東アジア研究センター(現、アジア成長研究所)上級研究員、下関市立大学経済学部准教授を経て、2020年から現職。

グリーンインフラ

山崎嵩拓(やまざき たかひろ)

東京大学総括プロジェクト機構特任講師。1991 年生まれ。北海道大学工学部環境社会工学科卒業。同大学院工学院空間性能システム専攻修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学特任助教、神戸芸術工科大学助教等を経て、2023年から現職。主な著書に『タクティカル・アーバニズム 小さなアクションから都市を大きく変える』(共編著、学芸出版社)、『知る・わかる・伝えるSDGs Ⅱ エネルギー・しごと・産業と技術・平等・まちづくり』(共著、学文社)など。

飯田晶子(いいだ あきこ)

東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻特任講師。1983 年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学助教等を経て、2023年から現職。主な著書に『都市生態系の歴史と未来』(共著、朝倉書店)、『都市科学事典』(共著、春風社)、『縮小する日本社会 危機後の新しい豊かさを求めて』(共著、勉誠出版)など。

緑地と農

新保奈穂美(しんぽ なおみ)

兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科(淡路景観園芸学校)講師。東京大学農学部環境資源科学課程緑地生物学専修卒業。同大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻修士・博士課程修了。博士(環境学)。筑波大学生命環境系助教を経て、2021 年より現職。同年より東北大学大学院国際文化研究科特任講師も務める。主な著書に
『まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用』(学芸出版社)。

レジリエンス

益子智之(ましこ ともゆき)

東京都立大学都市環境学部観光科学科助教。1990年生まれ。早稲田大学創造理工学部建築学科卒業。同大学院創造理工学研究科建築学専攻修士課程・博士後期課程修了。博士(建築学)。日本学術振興会特別研究員DC1、早稲田大学建築学科助手・助教を経て、2022年から現職。主な著書に『ウォーカブルシティ入門 10のステップでつくる歩き
たくなるまちなか』(共著)など。

交通まちづくり

稲垣具志(いながき ともゆき)

東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科准教授。1977年生まれ。大阪府立大学工学部電子物理工学科卒業。大阪市立大学大学院工学研究科都市系専攻後期博士課程修了。博士(工学)。財団法人豊田都市交通研究所研究員、成蹊大学助教、日本大学助教、中央大学研究開発機構准教授を経て、2021年から現職。主な著書(共著)に『ユニバー
サルデザインの基礎と実践 ひとの感覚から空間デザインを考える』(鹿島出版会)、『日本インフラの「技」−原点と未来−』(土木学会)、『平面交差の計画と設計 自転車通行を考慮した交差点設計の手引』(交通工学研究会)など。

村上早紀子(むらかみ さきこ)

福島大学経済経営学類准教授。1989年生まれ。弘前大学大学院地域社会研究科博士後期課程修了。博士(学術)。2019年から現職。主な著書に『はじめて学ぶ都市計画(第二版)』(市ケ谷出版社、共著)など。

エネルギー

榎原友樹(えはら ともき)

株式会社イー・コンザル、株式会社能勢・豊能まちづくり代表取締役。1977 年大阪府生まれ。2002 年京都大学大学
院資源工学専攻中退、2003 年University of Reading 修士課程修了(再生可能エネルギー学専攻)。2004年富士総合研究所(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)入社。2050年に向けた低炭素社会づくりや国際的な太陽光発電研究
プロジェクトに従事。2012年に独立し、環境・エネルギー分野のコンサルティング会社「株式会社イー・コンザル」を設立。2020 年には地域新電力会社「能勢・豊能まちづくり」を設立。共著書に『低炭素社会に向けた12の方策』(日刊工業新聞社)、『エネルギーの世界を変える。22人の仕事』(学芸出版社)など。

データとシミュレーション

鈴木達也(すずき たつや)

香川大学創造工学部環境デザイン工学領域講師。1987年生まれ。首都大学東京(現東京都立大学)都市環境学部建築都市コース卒業。同大学院都市環境科学研究科建築学域博士後期課程修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、宇都宮大学地域デザイン科学部特任助教、自治医科大学地域医療学センター助教、香川大学創造工学部助教を経て、2023年から現職。

ワークショップ

安藤哲也(あんどう てつや)

柏アーバンデザインセンター(UDC2)副センター長。1982年生まれ。明治大学大学院理工学研究科建築学専攻前期修了。ベンチャー不動産、都市計画コンサルタントを経て、独立。コミュニティデザインラボmachi-kuを設立。2015年からUDC2にてディレクター、2017年から副センター長を務める。主な著書に『タクティカル・アーバニズム 小さなアクションから都市を大きく変える』(共著、学芸出版社)。ボードゲーム「kenpo game – kenpoバリアで日本を守れ!-」の作者。

ガバナンス

竹内彩乃(たけうち あやの)

東邦大学理学部生命圏環境科学科准教授。早稲田大学理工学部卒業。東京工業大学大学院総合理工学研究科環境理工学創造専攻博士課程修了。博士(学術)。ドイツの民間企業、名古屋大学大学院環境学研究科特任助教等を経て、2017年から現職。著書(共著)に『世界に学ぶ ミニ・バブリックス くじ引きと熟議による民主主義のつくりかた』(学芸出版社)。

来るべき都市

林 憲吾(はやし けんご)

東京大学生産技術研究所准教授。1980 年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(工学)。総合地球環境学研究所プロジェクト研究員等を経て、現職。主な著書に『メガシティ5 スプロール化するメガシティ』(共編著、東京大学出版会)、『Living in the Megacity: Towards Sustainable Urban Environments』(共著、Springer)など。

都市計画やまちづくりの現場では、日々新しい言葉が生まれている。数年で消える言葉もあれば、使われ続ける言葉もある。インターネットで検索すればそれぞれの言葉にたどり着くことはできるが、言葉と言葉のつながり、言葉が見せてくれる都市計画やまちづくりの新しい広がりにはたどり着くことができない。生成AIはそういった広がりを見せてくれるものではあるが、まだ頼りにならない。膨大な言葉の海に溺れてしまわないように、見渡せるだけの広がりを持ったキーワード事典をつくりたいと考えた。

本書ではキーワードの広がりを、24のテーマごとにまとめた。1つあたり10程度のキーワードを厳選したが、まとめると234のキーワードがある(見出し語としては並列したものを含む)。全てを通して読むことは想定してないので、必要なキーワードを探し、その周辺のキーワードもあわせて読んでみるという形で使っていただきたい。

一方で、思いもよらないキーワードに出会えることもこの事典の強みである。まちづくりや都市計画の突破口を開きたい時や、そのバランスをとりたい時に、知らないキーワードを拾い読みし、自分たちの活動に取り込んでみるという使い方もある。

具体的な事例を知りたいという向きもあるだろう。本書のキーワードと関連する事例や論文、書籍、ニュースなどの情報は、学芸出版社が運営する情報サイト「まち座」で公開してあるので、各ページにあるQRコードからあわせて使っていただきたい。

各地の都市計画やまちづくりの取組を確かなものに、そして豊かなものにすることに本書を役立てていただければ幸いである。

饗庭伸

本書に下記の誤植が含まれておりました。お詫びして訂正いたします。
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最終更新:2024年4月24日

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