オーストラリア・メルボルン市が40km規模の自転車レーン整備を加速 駐車場228箇所、メーター制駐車スペース等23,500箇所を撤去へ
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- オーストラリア・メルボルン市が、市内で全長40kmにわたる自転車専用レーンの整備を加速するための施策として、向こう2年間で駐車スペース等の撤去に乗り出す方針を示した。同市では、新型コロナウイルス感染症の蔓延を受け、自転車を利用する市民が急増。ある調査では自転車道の利用率が300%増を記録しており、ワークスタイルの変化への対応を迫られている。
- 同市のサリー・キャップ市長は、「市中心部での自転車利用を促進するためには、利用者を自動車から物理的に守る仕組みをつくることが必要不可欠だ」と話しており、メルボルン大学のあるカールトン地区や若者に人気のブランズウィック地区など郊外エリアと中心部をつなぐルートから優先的に整備すると明らかにしている。
- 整備は、まず最初の20kmについて、2020年から21年にかけて2段階に分けて実施され、総工費は約1600万ドルの見込み。対象となる区域では、道路上の駐車場228箇所や、メーター制駐車スペース等23,500箇所が撤去される見通し。