Airbnbがアフガニスタン難民2万人の避難先を支援へ 受け入れ希望ホストとマッチングし宿泊料などを負担

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公開日:2021/08/26

民泊マッチングサービス大手のAirbnbがこのほど、反政府武装勢力タリバンの政権奪還宣言により深刻な政情不安に陥ったアフガニスタンで発生している難民のうち、最大で2万人に対し住居を提供する支援に取り組むことを発表した。

この取り組みは、Airbnbが設立した非営利団体「Airbnb.org」により実施されるもの。同団体は被災や人道危機により緊急的な支援を必要とする人々に対し、一時避難先や滞在先などを提供する慈善事業に取り組んでおり、2012年以降に累計75,000人をサポートしてきた。

今回の支援は、アフガン難民に自宅を無料または割引価格で提供することを希望する登録ホストを募り、宿泊料など必要な費用等を同団体が負担するスキームになっている。
この資金としては、Airbnb.org Refugee Fundへの寄付金のほか、Airbnb共同創業者でCEOのブライアン・チェスキー氏による寄付が活用される。

同氏は24日、「現地のAirbnb.orgやNGO、パートナー団体と密接に協力して、最も差し迫ったニーズをサポートしています」とツイート。さらに英Guardian紙の取材に対し、「宿泊料金は我々が負担しますが、ホストのみなさんの寛大な心がなければ、こうした活動はできません。もし難民の家族を受け入れようと思われたなら、連絡をいただければ、その実現のために適切な人たちにつなげます」などとコメントしている。

なお、AirbnbとAirbnb.orgはすでに小規模な形での支援はスタートしており、国際的な支援組織のIRC(International Rescue Committee)ユダヤ移民支援協会(HIAS)らとともに、アメリカ合衆国に到着したアフガン難民のうち最大1,000人に一時的な滞在施設を提供したほか、165人に安全な住宅を紹介しているという。

国連UNHCR協会によれば、2021年1月以降に加速した戦闘と政情不安により、約55万人のアフガニスタン人が国内で避難民(うち約80%が女性や女児)になっているとされる(8月15日現在)。

アフガン難民については各国政府レベルでも徐々に支援策の表明が行われておりおり、カナダイギリスは最大2万人の受け入れを表明。いずれも成人女性や少女、困難度の高い人を優先的に受け入れることを発表している。

詳細

The Airbnb community’s support for Afghan refugees

https://news.airbnb.com/afghan-refugees/

アフガニスタン緊急事態 加速する人道危機

https://www.japanforunhcr.org/lp/afghanistan

Canada expands resettlement program to bring more Afghans to safety

https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/news/2021/08/canada-expands-resettlement-program-to-bring-more-afghans-to-safety.html

Bespoke resettlement route for Afghan refugees announced

https://www.gov.uk/government/news/bespoke-resettlement-route-for-afghan-refugees-announced


Photo by Mohammad Rahmani on Unsplash

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