国土交通省がインフラ分野のDX施策を公表
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する最新の情報は、内閣官房のウェブサイトをご覧ください
- 国土交通省は昨年から検討を進めてきたインフラ分野のDX施策をとりまとめ公表した。近年、自然災害等の激甚化によって安全性向上のためのインフラ整備は国を挙げた大きな課題になっている。また、建設業界では将来の人出不足を見据えたや生産性の向上が課題で、IoTやAIの活用が推進されているが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響も加わり、主に非接触・リモート化の面でデジタル技術の実装が急がれている。
- 大きなテーマと具体的な取り組みは次のとおり(具体例は学芸出版社で特徴的なものを抽出した)。
①行政手続きや暮らしにおけるサービスの変革
・デジタル化・オンライン化による手続きの迅速化
→河川空間の利用等の手続きをオンライン上で一元化
→港湾全体の電子化
→6時間先までの水位予測情報の提供
・サービス向上
→ITやセンシング技術による視覚障碍者のホーム転落事故の未然防止
→ETCによるタッチレス決裁の普及など
②ロボット・AI等活用で人を支援し、現場の安全性や効率性を向上
・快適な労働環境の実現
→無人化施工等の研究開発を促進
→運転免許を持たない乗務員による列車運行などの実現
→パワーアシストスーツ等で苦渋作業の減少
・安全の確保
→AIによる検査や状況の判断支援
・人材育成
→センサーによる熟練技術の見える化
③デジタルデータを活用し仕事のプロセスや働き方を変革
・調査、監督検査、点検・管理など各段階でドローンやデジタル解析技術の導入によるリモート化・省人化
④DXを支えるデータ活用環境の実現
・社会課題の解決
→全国約50都市に3D都市モデルを構築しシミュレーションのユースケース等を開発
→国土、経済、災害情報等の統合的プラットフォームの構築
・3次元データ等の保管・活用環境の整備
→自由に閲覧・データの加工ができるデータセンターの開発
→BIM/CIMの推進
詳細はこちら
インフラ分野のデジタル・トランスフォーメーション施策の公表
(2021/02/09|国土交通省)
Social experiment on new library in Beppu city