観光庁が新型コロナウィルス感染症対策にも言及した令和2年版の観光白書を公表
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- 令和2年版の観光白書が公表された。今年度版は4部構成で、従来通り最近の観光の動向をまとめた内容に加え、「新型コロナウィルス感染症への対応と観光による再びの地方創生に向けて」が加えられ、新型コロナウィルスの観光への影響や政府の取り組みなどがまとめられている。
- 白書では、「国際観光収入ランキング」において日本の順位が11位(アジア4位))から9位(アジア2位)に上昇、訪日外国人旅行消費額が過去最高の4兆8135億円(前年比6.5%増)となり7年連続で過去最高を更新、さらに出国日本人数が初めて2000万人を突破したなど、令和元年の活発な国際観光の様子が示されている。
- 一方第2部では、新型コロナウィルス感染拡大防止などによって訪日外国人旅行消費額は41.6%減(2020年1-3月)、日本人国内旅行消費額は前年同月の53.1%減(2020年3月)、緊急事態宣言以降の宿泊予約については90%程度減少するなど、新型コロナウィルスが観光産業に大きな打撃を与えたことが改めてあらわになった。
- こうした深刻な影響への対策として、まずは感染拡大を防止し早期の収束をめざし、その間は雇用や事業の維持・継続のための支援に注力、状況が落ち着きを見せ次第強力な国内需要の喚起策を実施し、その上でインバウンドの回復を図るとしている。
詳細
「令和元年度観光の状況」及び「令和2年度観光施策」(観光白書)について
(2020/06/16|観光庁)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000416.html