『PUBLIC HACK』著者・笹尾和宏さん登壇(11/26、11/20|大阪)

Talkin’About「施設がまちになるために必要なことは?」

近年の大規模開発においては、単に施設を建てるだけでなく、一つのまちを新たにつくりだそうという構想のもとに、人々が集える空間をつくったり、様々なまちづくり活動をサポートする、といった取り組みが盛んに行われるようになっています。開発に関わる人たちも、まちの使い方や過ごし方といったライフスタイルの醸成に寄与したいと考える人たちが増えています。ですが、人工的につくられた施設が、そこを訪れたり、働いたり、暮らす人々のライフスタイルに寄り添うものになるのは、一朝一夕に実現することではありません。
今回のTalkin’Aboutでは、そうした観点から、開発によって生まれた「施設」が「まち」になるには何が必要なのか、まちがまちであり続けるためには何が重要なのかを、『PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う』の著者、笹尾和宏さんと一緒に掘り下げていきます。

━概要

日 時:2019年11月26日(火)19~21時
会 場:大阪ガスエネルギー・文化研究所 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館タワーC713

▽詳細・申込み
http://www.toshimiryoku.jp/1283042_11631.html

━ゲスト

笹尾和宏

水辺のまち再生プロジェクト事務局。1981年大阪生まれ。大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻、経済学研究科経営学専攻修了。ともに修士。2005年から水辺のまち再生プロジェクトに参画し、大阪市内の河岸空間や橋の上、河川水域を活用したイベントを数多く実施。近年は、水辺をはじめ路上や公園、公開空地などの公共空間に視野を広げ、「自由使用」の視点にたった生活目線の実践・提案を行う。2007年株式会社大林組に入社、不動産開発・コンサルティングに従事。2015~2018年に出向、エリアマネジメントに従事。現在は育児のため休職中(2019年時点)。2017年よりNPO法人とんがるちから研究所研究員。地域の担い手育成のための調査・研究、演習を行う。
著書に『PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う』など。

 

まちを遊んで、まちを変える
|『PUBLIC HACK』出版記念トークイベント

まちを私的に自由に使うことの大切さについて紹介した書籍『PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う』が刊行されました。
「PUBLIC HACK」とは、公共空間において、個人が自分の好きなように過ごせる状況が実現すること。賑わいづくりとは異なる、そのまちらしい魅力をもたらすアプローチのことを指します。
本書の刊行を記念して、「まちを遊んで、まちを変える」をテーマにトークイベントを開催します。
登壇者は、『PUBLIC HACK』の著者・笹尾和宏さん、観光プロデューサーとして大阪の着地型観光をはじめ全国各地の地域活性化に取り組むオダギリサトシさん、尼崎を拠点に市民参加型のイベントや市民講座など様々な企画を実施している若狭健作さん。
都市計画、ツーリズムなど様々なアプローチで、多様な人たちとまちを遊ぶ活動を展開している多彩なゲストに、具体事例を交えながら「まちを遊んで、まちを変える」方法・可能性を語り合っていただきます。

━概要

日 時:2019年11月20日(水)19~21時(開場18時45分)
会 場:まちライブラリー@もりのみやキューズモール 大阪市中央区森ノ宮中央2-1-70
参加費:2500円(ワンドリンク+書籍『PUBLIC HACK』付)

▽詳細・申込み
http://bit.ly/3211wGl

━ゲスト

〇笹尾和宏

水辺のまち再生プロジェクト事務局。1981年大阪生まれ。大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻、経済学研究科経営学専攻修了。ともに修士。
2005年から水辺のまち再生プロジェクトに参画し、大阪市内の河岸空間や橋の上、河川水域を活用したイベントを数多く実施。近年は、水辺をはじめ路上や公園、公開空地などの公共空間に視野を広げ、「自由使用」の視点にたった生活目線の実践・提案を行う。2007年株式会社大林組に入社、不動産開発・コンサルティングに従事。2015~2018年に出向、エリアマネジメントに従事。現在は育児のため休職中(2019年時点)。2017年よりNPO法人とんがるちから研究所研究員。地域の担い手育成のための調査・研究、演習を行う。

〇オダギリサトシ

株式会社インプリージョン代表取締役。旅行会社向けに大阪の着地型旅行商品をODM開発する他、全国各地の自治体や企業の観光集客アドバイザーや委員を務める。知らない街を歩いて知らない居酒屋やスナックに行くことが趣味だがビールは飲めない。

〇若狭健作

株式会社地域環境研究計画所代表。1977年大阪生まれ。都市計画・地域計画に関する調査・コンサルティングを通じて、住民と地域社会や行政とのかかわりを企画する地元系シンクタンク代表。図書館やホールなどの公共施設、公園、運河、商店街や市場などさまざまな公共空間に、人々が集い活動するきっかけと仕組みづくりを得意とする。市民団体「尼崎南部再生研究室」のメンバーとしても、ローカルマガジン「南部再生」の編集発行や尼崎南部地域をフィールドに街を楽しむ活動を展開する。