【受付終了】松本茂章『地域創生は文化の現場から始まる』出版記念!【文化と地域デザイン学会 例会/第10回文化と地域デザイン講座】明治期・徳川慶喜研究の第一人者をお招きして「徳川家と珈琲」の話を楽しむ!「味覚・NHK大河ドラマ・ミュージアムの連携-慶応3年のパリ万博をめぐって-」(2024/03/02|大阪)
日時:2024年3月2日(土)午後1時から午後3時まで 会場:アカデミックスペース「本のある工場」(大阪市此花区西九条5-3-10) 参加費:無料 詳細・申込:https://www.bunkachiiki.com/post/%E3%80%90%E7%AC%AC10%E5%9B%9E-%E6%96%…続きを読む
ゲスト、そのための覚悟【正月】|連載「京都の現代歳時記考 -木屋町の花屋のささやかな異議申し立て-」
日本には、花を束ねて人に贈るという文化はなかった。
というのも、花はそれ単体で喜んでもらうのではなく、花をいけた部屋まるごとで来た人をもてなすことが日本の文化であった。花だけでなく、器や掛け軸やお料理など、その空間に用意されたすべてのものと余白とをお互いに引き立たせ合い、小さな対比を重ねて、座敷という一室を、季節感のある美しい空間に仕上げる。完成された花の作品をギフトの品として渡すのではなく、今あなたと共にしているこの季節を、最大限に表現すること。それがこの国が長い時間をかけて丁寧に作り上げてきた、もてなしのかたちである。