今日のニュースレター|新刊発売!『日常の絶景 ──知ってる街の、知らない見方』ほか
八馬智 著
A5判・144頁・本体2200円
担当編集者より
八馬さんが2000年代から撮りためてこられた「日常に潜むハッとする風景」を素材に、ちょっとマニアックかつ大真面目な解説を添えて、(見れば見るほど沼にはまる)スルメ系写真集のようになりました。推薦文は、「映像研には手を出すな!」作者の大童澄瞳さん。「映像研」は、見るたびにクリエイティブへのパワーをふつふつと受け取る、八馬さんも私も大好きな作品で、本書企画のきっかけでもあります。『日常の絶景』本を通して、心が高揚する不意打ちの風景が皆さまの前にも立ち現われますように。(中井)
内容
室外機、ダクト、通信鉄塔、消波ブロック、ダムなど、都市をつくる15の断片。ハッとする写真とちょっとマニアックなテキストは、「私たちの〈日常〉とは何か?」という問いをじわじわと浮かび上がらせる。撮って歩いて考えてまた撮る──。その繰り返しでたどり着いた、静かな熱狂。絶景よ、そこにいたのか。
著者紹介
八馬智
1969年千葉県生まれ。千葉工業大学創造工学部デザイン科学科教授。専門は景観デザインや産業観光など。千葉大学にて工業デザインを学ぶ過程で土木構造物の魅力に目覚め、札幌の建設コンサルタントに入社。設計業務を通じて土木業界にデザインの価値を埋め込もうと奮闘したものの、2004年に千葉大学に戻りデザインの教育研究に方向転換した。その後、社会や地域の日常を寡黙に支えているインフラストラクチャーへの愛をいっそうこじらせた。2012年に千葉工業大学に移り、現在は本職の傍らで都市鑑賞者として活動しながら、さまざまな形で土木のプロモーションを行っている。著書に『ヨーロッパのドボクを見に行こう』(自由国民社、2015)がある。
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イベント がくげいラボ×Talkin’ About vol.8
山納洋×山﨑朗「価値を生み出す地域イノベーション」
山﨑先生は産業政策論・産業クラスター論・経済地理学などの分野で日本をリードしておられる方で、2019年に学芸出版社から『地域産業のイノベーションシステム』を編著で出されています。同書の「はじめに」の中で、公共事業、農業保護、工場誘致、地方交付税に支えられてきた日本の地方が今後持続的に発展するために力を注ぐべきテーマは「短期間で成果のみえる地産地消、B級グルメ、ゆるキャラ、イベント、6次産業化、ふるさと納税、プレミアム商品券、インバウンド、地域おこし協力隊、大学都心立地規制とは異なる、地域におけるイノベーションとクリエーションである」と書かれています。この部分にグッときて、今回山﨑先生に対談をお願いしました。本当に価値を、競争優位を生み出す地域イノベーションについて考えていきます。
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山納洋×山﨑朗『価値を生み出す地域イノベーション』 がくげいラボ×Talkin’ About vol.8(2022/1/27 京都,オンライン)
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「にかほのほかに」プロデューサーで編集者の藤本智士のほか、ローカル深堀りメディア『ジモコロ』編集長で『Yahoo! JAPAN SDGs』などにも携わる編集者、徳谷柿次郎さんにも登壇いただき、秋田でのサーキュラーエコノミーの可能性について語り合います。
- 日時:12月14日(火)19:00~21:00
- 場所:にかほのほかに1F(秋田県にかほ市)またはオンライン
- 参加費:無料
詳細はこちら
藤本智士×徳谷柿次郎×安居昭博|ローカル編集者と実践者のサーキュラーエコノミー(2021/12/14 秋田,オンライン)