プラド美術館がコレクションの実物大レプリカをマドリードの街角に展示 市と連携して公共施設などのファサードやフェンスに
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- スペインのマドリード市内にある世界有数の美術館「プラド美術館」が、所蔵しているゴヤやレンブラント、ベラスケスなどの著名作家らによる作品の一部について、レプリカを制作して街中に展示する試み “A la vuelta de la esquina” (意訳:“ちょっとそこの街角で”)をスタートしている。
- プラド美術館は、新型コロナウイルス感染症の蔓延対策として2020年3月12日から閉鎖され、2019年から2020年にかけて来館者が3分の2程度に減少。2021年5月初頭に国内の警戒態勢が解かれてからはマドリード市の住民のみがアクセスできる状況になっている。
- 今回の取り組みは5月18日の「国際博物館の日」を記念して、マドリード市との連携によって実施されたもの。コレクションから27点の絵画を選び、原寸大でデジタル印刷されたレプリカを額装して、図書館や公園、マーケットなどの建物のファサードやフェンスに展示している。展示期間は6月6日までだという。
- プラド美術館の公式YouTubeチャンネルでは、展示のようすを収めた動画も公開されている。
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Prado Museum Hangs Replicas of Goya, Velázquez, and More Around Madrid
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Cover Image: Prado Museum / YouTube