公共図書館がパンデミックによる臨時閉館時にとるべきホームレス支援策についての提言記事がアメリカ図書館協会のウェブサイトで公開

  • 新型コロナウイルスの影響による図書館の閉館が相次ぎ、これまで生活拠点の一つとして利用していたホームレスの人々の暮らしも危機に。
  • 閉館中も以下のような支援が可能であることを、イリノイ州にある公共図書館に勤めるソーシャルワーカーが提言。
    1. 玄関ドアや窓を掲示板代わりに使用し、ホームレス向けの緊急一時宿泊施設(シェルター)や地元のフードバンク(食糧の無料提供サービス)の一覧を貼り出す。ホームレスの支援団体「全米ホームレス連合」や、シェルター情報をまとめた「Homeless Shelter Directory」の情報も参考になる。
    2. ウェブサイトには最新情報の参照先として「アメリカ疾病管理予防センター」(CDC)や地元の公衆衛生当局へのリンクを張って更新に努めることはもちろん、前項のような支援情報も記載する。
    3. 行政当局や社会奉仕団体、学校などの組織と連携し、社会的弱者を救う緊急的な対応の最前線に立つ。地域にそうした計画が不足している場合は、策定を主導する。

詳細

Serving Patrons Experiencing Homelessness in a COVID-19 Shutdown

2020/03/17|PROGRAMMING Librarian

https://programminglibrarian.org/articles/serving-patrons-experiencing-homelessness-covid-19-shutdown

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公開日:2020/04/06/最終更新日:2020/10/20
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