今日のGD|新刊発売!『福祉と住宅をつなぐ』ほか

牧嶋誠吾 著
四六判・224頁・2000円+税

超高齢化・人口減少・生活困窮にどう立ち向かうか。著者は建築のバリアフリー化、市営住宅の福祉拠点への再編、居宅介護サービスの推進、市営住宅や空き家を活かした居住支援を、住宅と福祉部局をつないで切り拓いた。課題先進都市・大牟田の鍵はここにある。その実践から自治体職員だからこそできる地方再生が見えてくる。

著者

牧嶋誠吾(まきしま・せいご)

1992(平成4)年、民間企業を経て、大牟田市役所入庁(建築住宅課に配属)。公共施設の営繕工事や市営住宅(公営・改良)の建替事業に加え、地域住宅政策の推進に携わる。仕事のかたわら、官民協働・多職種による民間住宅のバリアフリー化推進に取り組む。

2006年、高齢者の生活を知りたいと思い異動希望を出し、保健福祉部長寿社会推進課企画育成担当主査として配属される。地域密着型サービスの整備、実地指導、第4期介護保険事業計画の策定に携わる。

2010年、地域包括支援センターに課内異動。地域包括ケアシステムの構築に取り組む一方、高齢者の生活支援や多重人格障がい者等の虐待ケースに対応する。

2011(平成23)年、建築住宅課に課長として着任。空き家対策(住宅政策)と生活困窮世帯の生活支援を目的に、住宅と福祉の多職種連携による大牟田市居住支援協議会を設立。また市営住宅の指定管理者制度を導入するとともに、市営住宅のコミュニティ活性化に取り組む。

2017年、大牟田市立病院地域医療連携室次長兼総務課参事。
2021年3月、退職。2021年、一級建築士事務所居住福祉空間研究所設立。大牟田市居住支援協議会事務局長に就任。

詳細はこちら

『福祉と住宅をつなぐ 課題先進都市・大牟田市職員の実践』牧嶋 誠吾 著

 

がくげいラボ×Talkin’About vol.2 山納洋×田中慶一『喫茶店三都ものがたり』

大阪ガス都市魅力研究室長/common cafeプロデューサーの山納洋さんがホストとなり、面白い!と思っているゲストを招待、時には参加者を交えてざっくばらんに議論していただく連続トークイベント「がくげいラボ×Talkin’ About」。
今回のゲストは関西のコーヒー店を取材され、2021年2月に『京都喫茶店クロニクル』を上梓された田中慶一さんです。

山納さんコメント

田中慶一さんといえば、小冊子「甘苦一滴」。編集プロダクションのお仕事のかたわら、ライフワークとして喫茶店やカフェの取材を続けておられる方です。2017年には『神戸とコーヒー 港からはじまる物語』で、この2月には『京都喫茶店クロニクル』(淡交社)で、それぞれ神戸と京都の喫茶店についてまとめられています。そんな田中さんに、大阪も含めた三都の喫茶店のお話を伺ってみたいと思います。

概要

  • 日 時:2021/6/29(火)19:00~
  • 場 所:タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)/オンライン(zoom)

登壇者

山納洋

大阪ガス都市魅力研究室室長。主な著書に『common cafe』(西日本出版社)、『カフェという場のつくり方』『つながるカフェ』『歩いて読みとく地域デザイン』など、翻訳書に『分断された都市』(学芸出版社)。

田中慶一

滋賀県生まれ。神戸の編集プロダクションを経て、フリーランスの編集・文筆・校正業。京都での学生時代からコーヒー好きが高じて、2001 年から珈琲と喫茶にまつわる小冊子『甘苦一滴』を独自に発行。関西の喫茶・珈琲店を中心に全国各地に配布( 通巻20号)。
以来、喫茶店文化から現代のカフェ・コーヒー事情等の取材を続け、専門分野を開拓し、雑誌等に寄稿多数。取材を含め訪れた店は、新旧合わせて約1000 軒を超える。現在は関西のコーヒー・喫茶店史の追究に注力している。2017 年には、『神戸とコーヒー 港からはじまる物語』(神戸新聞総合出版センター)の制作を全面担当。2019 年に『淡交ムック KYOTO COFFEE STANDARDS』(淡交社)を監修・執筆。2021年2月に最新刊『京都 喫茶店クロニクル』を刊行。

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公開日:2021/06/02/最終更新日:2021/06/01
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