今日のGD|PUBLIC HACK×PLACE MAKING~これからの駅前広場を「使われる」公共空間の視点で考える(12/3|大阪)ほか

まちなかにおける“PUBLIC HACK(パブリック・ハック)”の実現のために、他の公共空間の取り組みと対照し、実際に施策を適用する公共空間を具体的に仮説し、その可能性や課題について議論を展開します。
今回の相手は『プレイスメイキング アクティビティ・ファーストの都市デザイン』の著者の園田聡氏。選んだケーススタディは南千里駅前広場「まるたす広場」(平成31年4月開業)。関西大学住環境デザイン研究室が取り組んだオープニングイベントに示された計画検討・現場の管理運営・調査分析から得られた知見・考察を、“PUBLIC HACK”、“PLACEMAKING”と照らし合わせて、駅前広場が将来にわたって市民に愛され使われるために何が求められるのか、議論したいと思います。

◎PUBLIC HACKとは

公共空間において、個人が自分の好きなように過ごせる状況が実現すること。賑わいづくりとは異なる、そのまちらしい魅力をもたらすアプローチ

◎PLACE MAKINGとは

都市空間において愛着や居心地の良さといった心理的価値を伴った公共空間を創出する協働型のプロセス・デザインの理念および手法

━概要

日 時:2019年12月3日(火)18~20時(開場17時30分)
会 場:江坂花とみどりの情報センター展示スペース 吹田市江坂町1丁目19-1(江坂公園内)
▽詳細・申込み
https://bit.ly/2K9x1HS

━登壇者

○笹尾和宏

水辺のまち再生プロジェクト事務局。1981年大阪生まれ。大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻、経済学研究科経営学専攻修了。ともに修士。2005年から水辺のまち再生プロジェクトに参画し、大阪市内の河岸空間や橋の上、河川水域を活用したイベントを数多く実施。近年は、水辺をはじめ路上や公園、公開空地などの公共空間に視野を広げ、「自由使用」の視点にたった生活目線の実践・提案を行う。2007年株式会社大林組に入社、不動産開発・コンサルティングに従事。2015~2018年に出向、エリアマネジメントに従事。現在は育児のため休職中(2019年時点)。2017年よりNPO法人とんがるちから研究所研究員。地域の担い手育成のための調査・研究、演習を行う。
著書に『PUBLIC HACK ─私的に自由にまちを使う』(学芸出版社)ほか。

○園田聡

有限会社ハートビートプラン。1984年生まれ。2009年工学院大学大学院修士課程修了。商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より現職。小田原Laboratory.代表、国土政策研究会公共空間の「質」研究部会ディレクター、特定認定NPO法人日本都市計画家協会理事。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。著書に『プレイスメイキング─アクティビティ・ファーストの都市デザイン』(学芸出版社)。

○関西大学環境都市工学部建築学科 住環境デザイン研究室

千里南公園で市民の内発的な活動を促すパークマネジメント、橿原市大和八木での空き長屋の活用、愛宕祭での立山づくり、関大前通りの景観マネジメント研究、大阪・日本橋筋商店街研究などを持続的に行っている。当日は、研究室メンバーから修士2年の平松孝介、堀裕貴他が登壇。

まちを遊んで、まちを変える
|『PUBLIC HACK』出版記念トークイベント

まちを私的に自由に使うことの大切さについて紹介した書籍『PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う』が刊行されました。
「PUBLIC HACK」とは、公共空間において、個人が自分の好きなように過ごせる状況が実現すること。賑わいづくりとは異なる、そのまちらしい魅力をもたらすアプローチのことを指します。
本書の刊行を記念して、「まちを遊んで、まちを変える」をテーマにトークイベントを開催します。
登壇者は、『PUBLIC HACK』の著者・笹尾和宏さん、観光プロデューサーとして大阪の着地型観光をはじめ全国各地の地域活性化に取り組むオダギリサトシさん、尼崎を拠点に市民参加型のイベントや市民講座など様々な企画を実施している若狭健作さん。
都市計画、ツーリズムなど様々なアプローチで、多様な人たちとまちを遊ぶ活動を展開している多彩なゲストに、具体事例を交えながら「まちを遊んで、まちを変える」方法・可能性を語り合っていただきます。

━概要

日 時:2019年11月20日(水)19~21時(開場18時45分)
会 場:まちライブラリー@もりのみやキューズモール 大阪市中央区森ノ宮中央2-1-70
▽詳細・申込み
http://bit.ly/3211wGl

━ゲスト

〇笹尾和宏
〇オダギリサトシ

株式会社インプリージョン代表取締役。旅行会社向けに大阪の着地型旅行商品をODM開発する他、全国各地の自治体や企業の観光集客アドバイザーや委員を務める。知らない街を歩いて知らない居酒屋やスナックに行くことが趣味だがビールは飲めない。

〇若狭健作

株式会社地域環境研究計画所代表。1977年大阪生まれ。都市計画・地域計画に関する調査・コンサルティングを通じて、住民と地域社会や行政とのかかわりを企画する地元系シンクタンク代表。図書館やホールなどの公共施設、公園、運河、商店街や市場などさまざまな公共空間に、人々が集い活動するきっかけと仕組みづくりを得意とする。市民団体「尼崎南部再生研究室」のメンバーとしても、ローカルマガジン「南部再生」の編集発行や尼崎南部地域をフィールドに街を楽しむ活動を展開する。

☆ 今日のまち座 ☆

『PUBLIC HACK』の著者・笹尾和宏さんの対談記事が「建築ジャーナル」に掲載されました

─対談 ピクニックの文化史 地面をわが手に|太田浩史×笹尾和宏
http://bit.ly/33BAGWK

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近日開催予定のイベントをお知らせします。

大阪|人が集まるカフェの作り方|『カフェの空間学 世界のデザイン手法』刊行記念トークイベント(11/15)

人が集まるカフェの作り方|『カフェの空間学 世界のデザイン手法』刊行記念トークイベント(2019/11/15|大阪)

兵庫|用がないなら“まち”に出よう~PUBLIC HACKがまちの可動域を拡げる(11/15)

https://bit.ly/36LMwj7