園田聡×村上豪英 ×饗庭伸「パブリック・ライフ――都市の使いこなし方を読む」|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol.11

主催 学芸出版社・URBAN PICNIC
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

内容

都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。
このレクチャーシリーズでは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブを開催します。

第11回目のテーマは、「パブリック・ライフ」です。

どれほど美しい空間を開発しても、そこに人々のいきいきとしたアクティビティ=パブリック・ライフがないと意味がありません。私たちは美しい空間をたくさんつくってきましたが、パブリック・ライフのない年をつくってきてしまったのではないでしょうか。公共空間におけるパブリック・ライフのあり方を考え、時にはユーザーを巻き込んでそれを掘り起こし、育てながら開発を進める方法が求められています。

この分野について、どういったキーワードや事例を押さえ、また何を手引きに学びを深めていけばよいのか、ゲストとともに考えます。

今回は、神戸を拠点にプレイスメイキングの企画・運営に取り組む企業「リバーワークス」との共同企画イベントとして開催します。ゲストには同社代表の村上豪英さんもお迎えし、会場となる東遊園地などでの取り組みにも触れながら、実践の背景や工夫についてご紹介いただきます。

本レクチャーシリーズ初の対面開催となる今回、ぜひご参加ください。

出演

園田聡(そのだ さとし)

有限会社ハートビートプラン代表取締役(共同)。1984年埼玉県所沢市生まれ。工学院大学大学院修士課程修了後、商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015 年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より有限会社ハートビートプラン。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。著書に『プレイスメイキング アクティビティ・ファーストの都市デザイン』(学芸出版社)。

村上豪英(むらかみ たけひで)

株式会社村上工務店 代表取締役社長。一般社団法人 リバブルシティ イニシアティブ 代表理事。有限会社リバーワークス 代表取締役社長。
1972年兵庫県生まれ。1997年京都大学大学院生態学研究センターを修了後、シンクタンクに勤務。その後、株式会社村上工務店へ転職し、現在は代表取締役社長。2011年より神戸モトマチ大学を設立。2015年より都心の価値向上をめざした東遊園地の社会実験「URBAN PICNIC(アーバンピクニック)」を事務局長として実施。上述の社会実験を契機として、2016年に設立した一般社団法人リバブルシティイニシアティブは、2023年4月よりPark-PFIスキームで東遊園地の拠点施設「URBAN PICNIC」を運営中。兵庫区北部では、閉校になった小学校の利活用として、コミュニティ型の複合施設「NATURE STUDIO(ネイチャースタジオ)」を運営している。共著に『タクティカル・アーバニズム』(学芸出版社)。

饗庭伸

饗庭 伸(あいば しん)

東京都立大学都市環境学部教授。1971 年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建設工学専攻博士課程退学。博士(工学)。東京都立大学助手、准教授を経て、2017年より現職。主な単著に『都市をたたむ』『平成都市計画史』(花伝社)、『都市の問診』(鹿島出版会)、共編著に『まちづくりの仕事ガイドブック』(学芸出版社)、『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会)、『シティ・カスタマイズ』(晶文社)など。

プログラム

  • [話題提供]「パブリック・ライフ」について学ぶための事例とキーワード
    /園田聡

    • 書籍で紹介しているキーワードについてのアウトラインや参照したい事例について解説します。
  • [ケーススタディ]パブリックライフを育てる民間開発
    /村上豪英

    • 「パブリック・ライフ」の充実に取り組む実践についてご紹介します。
  • [ディスカッション&ブックレビュー]パブリック・ライフ――都市の使いこなし方を読む
    /園田聡×村上豪英×饗庭伸

    • 話題提供とケーススタディを入口にディスカッションを行います。また、パブリック・ライフをテーマにした都市系の書籍をピックアップしながらご紹介します。
  • [質疑応答]
    /園田聡×村上豪英×饗庭伸×参加者の皆さま

    • 学習・研究・実務にかかわる方々からの質問にお答えしながらディスカッションします。