休館中のフランク・ロイド・ライトの建築をめぐるバーチャルツアー 保存会や財団が毎週木曜にオンラインで開催中
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- フランク・ロイド・ライト建築保存会(The Frank Lloyd Wright Building Conservancy)やフランク・ロイド・ライト財団(The Frank Lloyd Wright Foundation)らが、アメリカの著名建築家・フランク・ロイド・ライトの建築群を動画で巡るオンラインガイドツアーを開催している。4月2日に初回が実施されたツアー企画は、毎週木曜日の午後12時(米国中央標準時)スタートで全6週を予定。配信は保存会のウェブサイトやSNSなどで行われ、保存会のスタッフらによる解説を聞くことができる。
- 取り上げられる建築は、すでに配信済みのものを含め、イリノイ州オークパークにある教会〈ユニティ・テンプル〉、最近ロサンゼルスで初めてユネスコの世界文化遺産に登録された〈ホリホックハウス〉、ペンシルベニア州の〈落水荘〉など計13作品。開催回数や紹介物件は今後増える可能性もある。
- これらの建築は通常であれば一般公開されているが、現在は新型コロナウイルスの影響で臨時休館中。フランク・ロイド・ライト財団の担当者は「多くの人が家の中に閉じ込められている時だからこそ、美しいものに触れて感覚を養う経験が求められてる。ライトの建築は、自然との調和を感じさせ、たとえ互いに離れたところにいても、皆つながっているのだということを思い出させてくれる」などと語っている。なお、バーチャルツアーの視聴は無料だが、寄付への協力が呼びかけられている。
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Enjoy virtual tours of different Frank Lloyd Wright buildings every Thursday
2020/04/09/Archpaper