【受付終了】UR川口芝園団地における多文化共生のまちづくり|比較住宅都市研究会
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1980年代以降、「ニューカマー」と呼ばれる外国人の人口が増加している。ニューカマーの居住地は、80年代、90年代には、大都市のインナーシティが中心だったが、90年代以降、郊外化が進行した。郊外化したニューカマーの受け皿のひとつが、公営住宅やUR都市機構の団地である。外国人が集住し、地域社会が変容したことに、十分に対応できていない団地も少なくない。
報告者は、外国人居住者が過半を占めるUR川口芝園団地(埼玉県川口市)において、ボランティアとして、まちづくりの支援をしている。川口芝園団地では、1990年代以降、外国人住民が急増し、住環境やコミュニティに関する課題が生じた。2010年代半ばから、住民や外部組織による新たなまちづくりが始まり、これらの取り組みは、「地球市民賞」や「埼玉グローバル賞」を受賞するなど、「外国人との共生」や「多様な主体の参画と連携」が高く評価されてきた。本報告では、川口芝園団地における外国人集住に伴う課題、まちづくりの取り組み、その成果と課題を紹介する。外国人住民の増加に伴う近隣の課題、必要な取り組みや施策、建築・都市・まちづくり分野の専門家の役割について、さまざまな参加者と一緒に議論したい。
概要
- 日時:2020年1月24日(金)18時30分~20時30分
- 会場:首都大学東京同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室
- 参加費:1000円(会場費、飲み物などの費用として利用します)
講師
圓山 王国氏(「芝園かけはしプロジェクト」代表、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程)
東京都出身。2018年、東京大学大学院修士課程(都市工学)修了後、同年、博士課程進学。2015年、ボランティアグループ「芝園かけはしプロジェクト」設立、2017年から同代表。現在、多文化共生のまちづくりを研究。ボランティアとして、UR川口芝園団地のまちづくりを支援する。