まちづくりの仕事ガイドブック
まちの未来をつくる63の働き方

販売中
試し読みあり

饗庭 伸・山崎 亮・小泉瑛一 編著

内容紹介

まちづくりに関わりたい人、本気で仕事にしたい人必見!デザイナー、デベロッパー、コンサル、公務員まで44職種を5分野「コミュニティと起こすプロジェクト」「設計・デザイン」「土地・建物のビジネス」「調査・計画」「制度と支援のしくみづくり」の実践者が紹介。14人の起業体験談からは進化する仕事の今が見えてくる。

体 裁 四六・208頁・定価 本体1900円+税
ISBN 978-4-7615-1363-4
発行日 2016/09/05
装 丁 フジワキデザイン

試し読み目次著者紹介まえがきあとがき書評

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まえがき 饗庭伸

CHAPTER 1 コミュニティとともにプロジェクトを起こす

パイオニアインタビュー

地域デザイナーという仕事をつくる
浅海義治/富山県氷見市 都市・まちづくり政策監
コミュニティデザイナー
まちづくりセンター[NPO]
まちづくりセンター[自治体]
まちづくり会社
エリアマネジメント
地域おこし協力隊・集落支援員
アートコーディネーター
社会起業家支援
復興まちづくり[活動を起こす]
復興まちづくり[仕事をつくる]

まちづくりベンチャー

マンションのコミュニティデザイン 荒昌史/HITOTOWA.INC
地域の経済に向き合う 岡部友彦/コトラボ合同会社
リソースコーディネーター 友廣裕一/一般社団法人つむぎや

まちづくりのパートナー

鹿児島県鹿屋市柳谷集落

CHAPTER 2 まちの設計・デザイン

パイオニアインタビュー

組織設計事務所の公共デザイン
田中亙/(株)日建設計 都市デザイングループ 公共領域デザイン部
建築設計事務所
工務店
組織設計事務所
ゼネコン
ランドスケープデザイン事務所
土木デザイン事務所
プロダクトデザイナー
グラフィックデザイナー/アートディレクター

まちづくりベンチャー

地域の価値を高める建築家の仕事 宮崎晃吉/HAGISO
新しい都市デザイン 連勇太朗/NPO法人モクチン企画
カフェからはじめる 岩岡孝太郎/FabCafe

まちづくりのパートナー

社会福祉法人 佛子園

CHAPTER 3 土地・建物を動かすビジネス

パイオニアインタビュー

疑問から都市の課題を見つけ、アイデアを生む
梶原文生/UDS株式会社
ディベロッパー
都市再生
鉄道会社
建築・不動産プロデュース[リノベーション]
建築・不動産プロデュース[コーポラティブハウス]
再開発コンサルタント[企画]
再開発コンサルタント[プロジェクト]
家守

まちづくりベンチャー

新しい“場”づくり 中村真広/株式会社ツクルバ
街に寄り添い、お金を生むまちづくり 岸本千佳/addSPICE・京都移住計画

まちづくりのパートナー

應典院

CHAPTER 4 まちづくりを支える調査・計画

パイオニアインタビュー

街と人をつなぐ、“メディアとしての場”をつくる
籾山真人/株式会社リライト
都市計画・まちづくりコンサルタント[計画系]
都市計画・まちづくりコンサルタント[事業系]
都市計画・まちづくりコンサルタント[ワークショップ系]
大学教員・研究者[都市計画]
大学教員・研究者[建築計画]
広告会社
シンクタンク
編集者

まちづくりベンチャー

まちの未来をつくる雑誌 鈴木菜央/greenz.jp
研究と実践の両立 榊原進/NPO法人都市デザインワークス
遊びを出前するプレイワーカー 星野諭/NPO法人コドモ・ワカモノまちing

まちづくりのパートナー

森のようちえん「まるたんぼう」

CHAPTER 5 制度と支援のしくみをつくる

パイオニアインタビュー

すべては現場が教えてくれる
金野幸雄/一般社団法人ノオト
国の仕事[国土交通省
国の仕事[経済産業省]
都道府県の仕事[東京都]
都道府県の仕事[島根県]
市区町村の仕事[政令指定都市]
市区町村の仕事[特別区]
市区町村の仕事[地方都市]
地方議員
信用金庫
支援財団

まちづくりベンチャー

新しい仕事探し ナカムラケンタ/日本仕事百貨
挑戦する中間支援NPO 菊池広人/NPO法人いわてNPO-NETサポート
市民活動と市議の両立 及川賢一/NPO法人AKITEN・八王子市議

まちづくりのパートナー

暮らしの保健室
◎あとがき 小泉瑛一

編著者

饗庭伸(あいば しん)

1971年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2007年より首都大学東京准教授。地方自治体の専門スタッフ、中間支援NPOの理事長などを歴任。専門は都市計画とまちづくり。研究室で取り組むプロジェクトの主なフィールドは山形県鶴岡市、岩手県大船渡市、東京都世田谷区など。主な著書に『都市をたたむ』(花伝社)、『自分にあわせてまちを変えてみる力』(共著、萌文社)、『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(共著、学芸出版社)、『地域協働の科学』(共著、成文堂)ほか。

小泉瑛一 (こいずみ よういち)

1985年群馬県生まれ、愛知県育ち。建築家。横浜国立大学工学部建設学科卒業。(株)オンデザインパートナーズ、(一社)ISHINOMAKI 2.0所属。2015~16年首都大学東京特任助教。共著書に『建築を、ひらく』(学芸出版社)。

山崎亮 (やまざき りょう)

1973年愛知県生まれ。コミュニティデザイナー、studio-L代表、東北芸術工科大学教授(コミュニティデザイン学科長)。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。著書に『コミュニティデザイン』(学芸出版社)、『ソーシャルデザイン・アトラス』(鹿島出版会)、『ふるさとを元気にする仕事』(筑摩書房)ほか。

まちづくりという言葉は戦後に生まれた若い言葉であるが、法律や制度の中で最初に定義されて使われ始めた言葉ではない。「まち」と「つくる」という2つの簡単な言葉の組み合わせは、簡単であるがゆえに、人々の口から口へと次々と渡り、今ではあちこちで使われる言葉になった。

まちの人たちとともに特産物を掘り起こして小さなビジネスを立ち上げるのも、土地の所有者とともにまちに必要なオフィスビルを開発するのもまちづくり、朝食を食べられない子どもたちに食事を提供するのも、災害後に区画整理事業を使って災害に強いまちとして復興するのもまちづくりである。取り組むべき課題も、それに対する現場の取り組みも、尽きることなく増え続けている。

この本には、こうしたまちづくりの広がりの中で生まれてきた63の仕事が収められている。誕生して間もない仕事も多くある。まちづくりは若い言葉であり、専門職としてスタイルや方法が確立された仕事だけでなく、さまざまな課題に柔らかく創造的に取り組む仕事を多く取り上げた。

ここでは63の仕事を5つのカテゴリーに分けて紹介している。「コミュニティとともにプロジェクトを起こす」では、コミュニティという最前線の中で取り組まれている14の仕事を、「まちの設計・デザイン」では、まちづくりに形を与える12の仕事を紹介する。「土地・建物を動かすビジネス」では、土地や建物を整え、流通させていく11の仕事を、「まちづくりを支える調査・計画」では、まちの課題の分析や計画立案を支える12の仕事を、「制度と支援のしくみをつくる」では、まちづくりそのものを支える環境をつくる14の仕事を紹介する。5つのカテゴリーは厳密なものではなく、これらをあくまでもガイドとして使うことにより、気になる仕事を見つけてほしい。

それぞれのカテゴリーの中は3つに分かれている。「パイオニア」はそのカテゴリーの仕事や、そのカテゴリーでの経験をもとに新しい仕事を切り開いてきた開拓者へのインタビュー記事である。個人に焦点を当てた記事であり、読者は自身のキャリアを考える参考にしてほしい。

それに続くのが、それぞれの仕事の概要を見開きで紹介する仕事ガイドであり、それぞれの現場の第一線で活躍している方に執筆をお願いした。気になるところを開いて読むだけでなく、あわせて前後のページを読むことにより、さまざまな仕事のヒントを得てほしい。

「ベンチャー」は生まれたばかりの新しい仕事を取り上げている。一般解ではなく、固有の組織に焦点を当てた記事であり、読者には新しい仕事が生まれて成長するダイナミズムを感じてほしい。

まちづくりの仕事をする、ということは、自分の人生の持ち時間をまちのために使い、その対価で自分の人生を組み立てる、つまり、自分とまちの間で経済をつくるということである。それぞれの人が小さな経済をつくることが、まちの経済の仕組みのバランス回復につながり、そこに、ほとんどの日本のまちがまだつくりえていない、持続可能な経済が現れてくるはずである。

この本が、読者がまちの経済の主体となる第一歩を踏み出すきっかけになることを期待している。

2016年8月 饗庭伸

『まちづくりの仕事ガイドブック』いかがだったろうか。63のまちづくりのプロたちの仕事が熱い言葉で書き綴られていて、一気読みした人は少し外の風に当たりたくなるかもしれない。窓を開けて部屋の外を眺めてみると、あなたの前にはどんな風景が見えるだろうか。大都市の喧騒の中にいる人も、静かな田園が広がっている人もいるだろう。どんな風景の前にいても、あなたにはその風景をつくり整えてきたまちづくりの仕事に従事する人々の思いが重なって見えているのではないだろうか。

本書ではさまざまなまちづくりに関わる仕事を紹介した。まえがきに饗庭伸さんが書いたように、多様化する社会の中、まちの課題とそれらを解決すべく奮闘する取り組みも日々増え続けている。あなた自身が考える課題にあった仕事がこの本の中に見つからなかった人もいるかもしれないが、そんな人はぜひ自らその課題に真っ向からぶつかってみてほしいと思う。その挑戦や失敗が、また新しいまちづくりの仕事をつくり、あなた自身が先人として未開の分野を切り開いていくことになるだろう。

もちろん、学校を出てすぐに一人で新分野に飛び込むのは勇気がいる。幸い、本書に載っているまちづくりの仕事にはどれも共通して「現場」がある。まちに生きる人々や辣腕の専門家たちと膝を付き合わせて議論したり、ともに汗を流したりすることは、大変なことも多いが、ほぼ例外なく楽しい。人々が集まり暮らす場所を「まち」と呼ぶならば、まちの中で、もしくはまちのために働くのはドラマの連続であり、どの職場を選んでもまちづくりの経験値を上げるのに不十分ということはないだろう。

僕がまちづくりの仕事に関わることになったのは極めて偶然である。建築を大学で学んだ後、意匠設計の能力が高い人たちはたくさんいて、僕が進むべき職場ではないような気がしていた。何か建築プロジェクトの川上で働きたいと思いながらもどんな仕事があるのかわからず右往左往していた2011年、東日本大震災が起こり、インターン先の設計事務所オンデザインの西田司さんとボランティアに行くことになった。そこからまちを震災前よりも面白くしようと立ち上がる人々に出会い、復興まちづくりに現場常駐で取り組むことになった。気づけば意匠設計の事務所でまちづくりを担当するスタッフとして5年が経ち、東北だけでなくいろいろなまちのプロジェクトに携わらせてもらってきた。学生時代には想像もしていなかった働き方だが、今ではこれしかなかったとさえ思っている。

もし、当時の僕のように進路に悩み、まちづくりに関わるにはどうしたらいいか迷っている人がいたら、本書を見取り図に一歩を踏み出してほしい。本書に寄稿してくださった方の会社の門を叩いてもいいし、地元のまちを盛り上げている人に話を聞きに行ってもいい。人生を面白くする働き方に出会えるかどうかは運次第。だけれどもそのキッカケを掴んでいくのはあなた自身の手である。世界のどこかのまちづくりの現場で、あなたに会えることを楽しみにしている。

最後に、多忙を極める仕事の中ご寄稿いただいた執筆者の皆様、情熱と誠実さを持って本書の企画編集を行ってくださった学芸出版社の井口夏実さん、神谷彬大さん、本当にありがとうございました。

2016年8月 編者の最若手として 小泉瑛一

評:石榑 督和
(明治大学理工学部助教/ツバメアーキテクツ)

日本のまちづくりの仕事の広がりと、その可能性を教えてくれるガイドブック

本書を読み始めると一気に読み通してしまった。まちづくりに関わる63の仕事を通じて、まちを見る、あるいはまちに関わる多様な視点を一気に獲得していく興奮に襲われたからである。

本書は、まちづくりの「仕事」を紹介するガイドブックである。まちづくりによって、あるいはまちづくりに関わることによってお金を稼ぐ、63の働き方が紹介されている。コミュニティに入って直接まちづくりを行う仕事から、まちづくりの仕事といってもすぐには思いつかないであろう、グラフィックデザイナーや編集者といった仕事まで、多様なレベルでまちに関わる仕事を5つのカテゴリーに分けて紹介している。まちに関わる仕事の広がりがとても大きいことを、本書は教えてくれる。

各カテゴリーはさらに3つに分けられ、カテゴリーの開拓者へのインタビュー「パイオニアインタビュー」、仕事の概要を見開きで紹介する仕事ガイド、生まれたばかりの新しい仕事を取り上げた「ベンチャー」という記事で構成されている。それぞれ、第一線で活躍している方々が執筆しており、興味のある仕事の記事をつまみ読みしても良いだろう。ただ、仕事ガイドについてはカテゴリーを通して、あるいは前後の記事を一緒に読んでもらいたい。仕事ガイドは、その仕事の広がり、まちづくりにおけるその仕事の可能性と醍醐味を伝えているが、一般論としてその仕事を語る人もいれば、自社の事業を中心に語る人もいる。こうした語り口の差が、その仕事の性質や、まちとその仕事の距離感を表しているようで興味深いのだ。

本書で仕事を語る先駆者たちは、まちづくりの仕事をする上では、先入観を持たず、まちの課題や資源を発見する力、そしてつねに学びながら新しい状況や場面に立ち向かい、既知のものの新しい組み合わせから新たな仕事をつくっていく、しなやかな思考力が重要だという。この本を読み、ここから学んだことを組み合わせ、具体的なフィールドで新しい仕事をつくっていく、そんな人たちが読者のなかから生まれる可能性が、本書にはぎっしりと詰まっている。

僕は本書を読み進めるなかで、まちと自分(まちづくりの仕事)の距離感がダイナミックに変化するような感覚を味わった。本書は現在の日本のまちづくりの状況、あるいはまちと関わる多様な仕事の今を知ることのできる読み物にもなっている。

まちづくりの仕事をしたい人だけでなく、都市や地域の今を知りたい人にも読んでもらいたい一冊だ。


担当編集者より

「まちづくりを仕事にしたい」と思ったとして、どこで何から始めれば良いのか、わかりにくくありませんか? そう思ってこの本づくりに挑戦してみたのですが、思っていた以上に捉えどころがなく、目次づくりには苦戦しました……。それでも、現場では多くの方々が活躍されています。従来からの仕事が変化しながら続いている一方で、新しい仕事もどんどん生まれている、そんなヴィヴィッドな現場の様子が伝わればうれしいです。

(井口)

そのものズバリ「まちづくり会社」から、「信用金庫」「編集者」といった仕事まで、まちづくりという捉えどころのないものの、今現在の全体像が見えてきます。幅広さの中にも共通点が見えるのがおもしろい。「仕事」としてまちづくりをしている方々に執筆していただき、イラストも、まちづくりと聞いてイメージしがちな「ボランティアで汗を流す」というものではなく、さまざまな角度から、まさに「まちをつくる仕事」をする人たちの様子を描いていただきました。まちづくりの世界の入門書としておすすめです。

(神谷)

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