【受付終了】コロナ後の「ローカル」と「物語」|資本主義の物語をこえられるか?

主催 一般社団法人Next Commons Lab
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

資本主義社会が持つ、無限の経済成長という「物語」は、今、転換期にあります。

『古事記』『日本書紀』『遠野物語』『坂の上の雲』など、有史以来、社会形成に大きな役割を果たしてきた「物語」。
資本主義が実現した都市中心の高度経済社会の「物語」には、格差の拡大、環境汚染、伝染病の流行など様々な課題が山積しています。

世界的なパンデミックの中で、これからの未来にどんな「物語」を紡いでいくべきなのでしょうか。

今回は、「Sci-Fiプロトタイピング」を最新号の特集テーマとする『WIRED』日本版編集長・松島倫明氏と、古来から受け継がれた地域の暮らしに精通する岩手県遠野市の環境活動家・千葉和氏、そして比較文学者の橋本陽介氏をお招きし、集中過密へのアンチテーゼとして注目を集める「ローカル」の視点から、未来社会の「物語」を議論していきます。

概要

  • 日時:2020年8月5日(水) 20:00-22:00
  • 会場:オンライン(後日リンクをお伝えします)
  • 参加費:無料

登壇者

『WIRED』日本版 編集長 松島 倫明 (まつしま みちあき)氏

『WIRED』日本版編集長。これまで「ニューエコノミー」「デジタル・ウェルビーイング」「ミラーワールド」「ナラティヴと実装」「ディープテック」「FUTURES LITERACY」「Sci-Fiプロトタイピング」などを特集。NHK出版学芸図書編集部編集長を経て2018年より現職。編集者として手がけた書籍に、デジタル社会のパラダイムシフトを捉えたベストセラー『FREE』『SHARE』『MAKERS』『シンギュラリティは近い』のほか、2015年ビジネス書大賞受賞の『ZERO to ONE』や『限界費用ゼロ社会』、Amazon.com年間ベストブックの『〈インターネット〉の次に来るもの』など多数。訳書に『ノヴァセン』(ジェームズ・ラヴロック)がある。東京都出身、鎌倉在住。

環境活動家・遠野エコネット代表 千葉 和(ちば なごみ)氏

1963年岩手県岩手町沼宮内生まれ。大学卒業後、四国の自然農法実践者を訪ねたのち海外へ。1991年に遠野に移住。1994年、『パハヤチニカ』創刊。2004年、市民環境団体「遠野エコネット」設立、2010年にNPO法人となり代表理事。早池峰国定公園保護管理員、鳥獣保護員、茅葺き職人見習いなども経験。遠野市総合計画審議委員。大出早池峰神楽保存会に所属。バンド「デクノボーブラザーズ」リーダー。IBCラジオ、FM岩手に出演中。

比較文学者・お茶の水女子大学 助教 橋本 陽介(はしもと ようすけ)氏

1982年埼玉県生まれ。慶應義塾志木高等学校卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専門は、中国語を中心とした文体論、テクスト言語学。現在、お茶の水女子大学基幹研究院助教。主な著書に『物語論 基礎と応用』(講談社選書メチエ、2017年)、『ナラトロジー入門』(水声社、2014年)などがある。最新作として『「文」とは何か―愉しい日本語文法の話』(光文社新書)を八月に出版予定。

一般社団法人Next Commons Lab 代表 林 篤志(はやし あつし)

ポスト資本主義社会を具現化するための社会OS「Next Commons Lab」をつくる。2016年、一般社団法人Next Commons Labを設立。自治体・企業・起業家など多様なセクターと協業しながら、新たな社会システムの構築を目指す。日本財団 特別ソーシャルイノベーターに選出(2016)。Forbes Japan ローカル・イノベーター・アワード 地方を変えるキーマン55人に選出(2017)。

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