【受付終了】地域史づくりのすすめ-『場所の記憶―大阪東部下町/旧神路村界隈とその周辺まちづくり史』を通して

主催 比較住宅都市研究会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2022年3月28日(月)18時30分~20時30分
  • 会場:都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室
  • 参加費:1000円 ネット参加600円
  • 詳細・申込:
    http://home.g08.itscom.net/ebizuka/
  • 講師:竹内 陸男氏(シビックプランニング研究所/都市プランナー)

要旨

2021年8月に筆者の生まれ育った場所を対象に、前史や話題編を含め、「地域まちづくり史」として、大正期から今日に至る100年余りのまちづくりの歴史を辿った『場所の記憶―大阪東部下町/旧神路村界隈とその周辺まちづくり史』を上梓した。都市計画やまちづくりに関する歴史の本といえば、石田頼房『日本近現代都市計画の展開2004』が代表的であるが、都市・自治体レベルのまちづくりの歴史となるとその例も限られる(例えば、1981『港町・横浜の都市形成史』、1985『広島被爆40年史 都市の復興』、1989『まちに住まう-大阪都市住宅史』など)。さらに、より狭い範囲の身近な地域に焦点を当てた地域版まちづくり史となるとほぼ皆無に等しい。まちの主人公である住民・市民が、自分たちの「まちの歩み」についてしっかり理解することは、息の長い地域のまちづくりを進める上で大事なことであり、地域への愛着もより深まり、まちづくりを考えるきっかけにもなる。