【受付終了】低炭素・気候変動対応型都市に向けた世界銀行知識共有シリーズ #3:低炭素交通
主催 | 世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
世界のエネルギー関連の温室効果ガスのうち、約23%が交通部門から排出されており、今後10年以内には30%以上に達する可能性があると言われています。実際、過去30年にわたり、交通セクターの排出量は他のどのセクターよりも急速に増加してきました。特に途上国においては、急速な都市化に伴い、都市交通によるエネルギー消費と二酸化炭素の排出量が急増しています。都市が低炭素化やカーボンニュートラルを実現し、気候変動の影響を緩和するためには、交通機関の脱炭素化が不可欠です。しかし、グリーンモビリティに関する政策や投資が拡大している一方で、新型コロナウイルス感染症の流行やそれに伴う経済的影響により、この目標の実現を妨げる多くの課題があります。
「低炭素・気候変動対応型都市に向けた知識共有シリーズ」の第3回目となる本イベントでは、以下の目的を達成することを目指しています。
東アジア・太平洋地域のインドネシアと中国の都市における政策措置または制度的枠組みや、低炭素スマートシティ戦略を通じた東急株式会社の鉄道開発に焦点を当て、気候変動に配慮した持続可能な都市交通の取り組みで得た経験を紹介します。本セッションでは、さまざまな取り組みを展開する際に採用された課題、成功要因、および財務指標に焦点を当てます。
国内外の自治体関係者、産業界の実務者、民間企業、交通分野の専門家を招集し、経験と教訓に基づく低炭素都市交通システムを推進するための都市政策やグッドプラクティスを探ります。
都市開発分野の専門家、実務者、自治体関係者、また低炭素交通に関する主要なアジェンダ、解決策、テクノロジーに関心のある方は、ぜひご参加ください。
イベントは、ZOOMにてライブ配信されます(日英同時通訳あり)。
日時
2021/09/29 (水) 16:00 – 17:20
会場
オンライン
参加費
無料
プログラム
16:00-16:10 開会挨拶
- 登壇者:ベネディクト・エイバジェン 世界銀行 プラクティス・マネージャー
- モデレーター:ビクター・ムラス 世界銀行 TDLCチームリーダー
16:10-16:40 セッション1:気候変動にスマートに対応する都市交通–東アジア太平洋地域の事例から
このセッションでは、低炭素化都市づくりに寄与する東アジアと太平洋州での2つの世界銀行融資プロジェクトを紹介します。
- インドネシアの大量輸送プログラム支援プロジェクト–インドネシアの都市の低炭素化に向けて
- 公共交通機関の電化:中国の深センバスグループの経験から
- 登壇者:ヌプール・グプタ 世界銀行 上級都市交通専門官
- 登壇者:ジン・ワン 世界銀行 交通専門官
- モデレーター:オー・ジョンウン 世界銀行 主任交通専門官
16:40-17:10 セッション2:鉄道事業者における低炭素化の取組み:首都圏の事例から
このセッションでは、低炭素化に向けた民間鉄道事業者(東急)の取組みについて理解を深め、低炭素交通を推し進めるアジアおよび世界各地の都市・交通実務家が考慮すべき点について議論を深めます。
- 登壇者:太田雅文 株式会社東急総合研究所 主任研究員
- モデレーター:榊茂之 世界銀行 上級交通専門官
17:10-17:20 閉会挨拶
- 登壇者:ジョアナ・マシック 世界銀行 主任都市専門官
- モデレーター:ビクター・ムラス 世界銀行 TDLCチームリーダー
低炭素・気候変動対応型都市に向けた世界銀行知識共有シリーズについて
本イベントシリーズでは、TDLCをはじめとする世界銀行の都市開発専門家が、国内外の都市開発の専門家や実務者をお招きし、ゼロカーボンシティの実現に向けた都市開発の現場で適用可能な最先端のテクノロジーなどについて検討します。 シリーズ#1は「省エネルギー建築物」、シリーズ#2は「環境に優しく包摂的な廃棄物管理」をテーマとして取り上げました。