【受付終了】シンポジウム「老朽化する郊外住宅地とエリア再生」
主催 | 日本不動産学会 |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
日本では、戦後、高度経済成長期、安定成長期、バブル期、バブル期以降を含めて、郊外住宅地の整備開発を進めてきた。現在、高度成長期以前に整備された住宅地は老朽化し、住宅の管理不全や空き家化が進展し、環境や景観の劣化、インフラの更新が必要な時期を迎えており、今後ともこのような住宅地が大量に発生し続ける。
戸建て住宅地については、各住戸が売却されたときに建て替えかリフォームなどの個別対応がなされているが、次世代への継承が不十分であり空き家が増加している。このような個別対応のみでは開発時に良い環境であっても維持し続けることは難しく、環境悪化によるランクダウンを招いている。集合住宅が含まれる場合は、建て替えが困難なケースもあり、この場合は空室化と老朽化の進む建物が住宅地で放置される危険性もある。
この問題は、老朽化する住宅地を、体系的に総合的にバージョンアップする仕組みが、現時点では存在していないことに起因すると考える。このような仕組みを検討し構築することは、SDGsにおける目標11「住み続けられるまちづくりを」を実現する上でも重要である。
本シンポジウムは、戦後に開発されてきた郊外住宅地を再整備しバージョンアップするための課題を抽出し、新しい枠組みづくりと制度の改革にむけて今後の対応策や整備手法につなげる道筋を示すことを目的とする。
日時
2021年3月11日(木) 13:00~16:40
開催方法
ハイブリッド方式(現地開催とWEB開催を併用)
現地開催:日比谷国際ビルコンファレンススクエア
https://hibikoku.tokyo/access/
Zoomウェビナー
プログラム
第Ⅰ部
〇趣旨説明
室田昌子(東京都市大学環境学部教授)
〇報告
(1) 成熟社会に対応した郊外住宅市街地の再生の課題
長谷川 洋(国土交通省 国土技術政策総合研究所 住宅研究部長)
(2) 郊外住宅地のインフラ・公共施設に関連する管理・更新の課題
中川 雅之(日本大学経済学部教授)
(3) 郊外地域の集合住宅団地に関連する再整備・建て替えの課題
宗 健(大東建託㈱賃貸未来研究所所長、麗澤大学国際研究所客員准教授)
(4) 郊外戸建て住宅地の地区計画・建築協定等の見直しと課題
藤井 さやか(筑波大学システム情報系准教授)
(5) 郊外住宅地の空き家化・老朽化とコミュニティ・マネジメント
室田 昌子(東京都市大学環境学部教授)
第Ⅱ部
〇パネルディスカッション
パネリスト
宗 健(大東建託㈱賃貸未来研究所所長、麗澤大学国際研究所客員准教授)
中川 雅之(日本大学経済学部教授)
長谷川 洋(国土交通省 国土技術政策総合研究所 住宅研究部長)
藤井 さやか(筑波大学システム情報系准教授)(五十音順)
コーディネーター
室田 昌子(東京都市大学環境学部教授)
技術協力
鐘ヶ江 秀彦 (立命館大学政策科学部教授)
申込
期限
2021年3月8日(月)、形式 いずれも無料・一般公開
定員
現地開催 50名 (先着順)、 WEB開催 200名 (先着順)
下記①~⑥をご記入の上、メールでお申し込み下さい。
会場出席でご参加いただける方には、メールにて参加票をお送りいたします。
参加票は開催日当日にお持ちの上、受付にご提出いただきますようお願いい
たします。
WEBにてご参加いただける方にはURLをご連絡いたします。
①シンポジウム名(「3月11日シンポジウム」と記載してください)
②氏名
③区分(日本不動産学会会員、後援団体関係者(団体名)、一般のいずれか)
④勤務先・所属
⑤メールアドレス(記載された先にご連絡いたします)
⑥参加方法(会場出席、WEB出席のいずれか)
申し込み先
公益社団法人日本不動産学会 事務局
e-mail:jares@js4.so-net.ne.jp
主催
日本不動産学会主催(令和2年度科学研究費助成事業)