【受付終了】比較住宅都市研究会 | インドネシアにおけるコミュニティ排水処理普及促進事業の展開(2018/11/09)

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

[概要]
◎開催日時:2018/11/09 18:30~ 20:30
◎会場: 首都大学東京/旧都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室
◎詳細・申込:
http://bit.ly/2jmdUMV

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日時:2018年11月9日(金)18時30分~20時30分
テーマ:インドネシアにおけるコミュニティ排水処理普及促進事業の展開
-途上国に適合的な技術のあり方を求めて-
報告者:田中直氏(特定非営利活動法人APEX代表理事)
要旨:
インドネシアは、近年、順調な経済成長を続け、都市化の進展も顕著であるが、適正なインフラの整備がともなわないため、さまざまな問題が生じている。とりわけ衛生環境と水質汚濁の問題は深刻で、同国の下水道処理能力は人口の約1%分にすぎず、約3100万人がトイレのない生活をしている。また、同国内の主要河川の約80%は、中程度以上に汚染されている。問題解決のための現実的方策として、近年、コミュニティレベルで排水を集めて集合処理する方策が注目されているが、その多くは嫌気性処理のみのプロセスで処理水質が不十分である。APEXでは、1995年より、現地の状況に適した排水処理技術の開発と普及に取り組んでおり、2006年からは、コミュニティ排水処理事業も開始した。嫌気性処理と好気性処理を組み合わせ、好気性処理部分に独自開発した立体格子状接触体回転円板式排水処理装置を用いることで、現地で受け入れ可能な程度に安価で、運転管理が容易、かつ処理水質の高いシステムとしている。このシステムは、2017年にインドネシア政府の推奨するシステムともなり、普及の速度を増している。コミュニティ排水処理を例に、途上国現地に適合的な技術のあり方を考える。

講師のプロフィール:
1976年に東京大学工学部卒業後、石油会社で石油精製プロセス管理、廃プラスチック再生、バイオテクノロジー、排水処理などの業務に従事する一方、1987年にAPEXを設立、1999年より専従(代表)となる。理学博士。著書に『適正技術と代替社会-インドネシアでの実践から』 (岩波新書、2012年)、編著書に『転換期の技術者たち』(勁草書房、1989年)など。

会場:首都大学東京/旧都立大学同窓会 八雲クラブ
ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室
渋谷駅 徒歩5分 渋谷区宇田川町12-3 電話 5489-8123
(地図はホームページhttp://bit.ly/2xlIoIU.
html参照)
参加費:1000円(会場費、飲み物などの費用として利用します) 学生500円
*参加希望者は、資料及び会議室の準備の都合がありますので、あらかじめEメールで、氏名、所属、メールアドレスをご連絡下さい。ご連絡がなく出席の場合は、原則として資料をお渡しできません。申し込み後に欠席等する場合も、お手数ですがメールでご連絡下さい。

問い合わせ・申込み先:比較住宅都市研究会事務局 海老塚良吉
E:mail:ryou.ebizuka@nifty.com ホームページ
http://bit.ly/2jmdUMV

◎関連書籍◎
『サステイナブル都市の輸出 戦略と展望』
原田昇 監修/和泉洋人・城所哲夫 他編著
先進ビジネス事例と戦略的官民連携への提言
http://bit.ly/2M3ibWC