『Foodscape フードスケープ 図解 食がつくる建築と風景』が2024年のグッドデザイン賞・審査委員の選ぶ「私の選んだ一品」を受賞しました
『Foodscape フードスケープ: 図解 食がつくる建築と風景』が、2024年のグッドデザイン賞・審査委員の選ぶ「私の選んだ一品」を受賞しました。
詳細
『Foodscape フードスケープ: 図解 食がつくる建築と風景』
- 著者:正田智樹
- 編集者:井口夏実(学芸出版社)
- 装丁:UMA/design farm (原田祐馬・山副佳祐)
2024年のグッドデザイン賞・審査委員の選ぶ「私の選んだ一品」を受賞しました。
【審査員コメント】
食品の生産工程に沿って作られた風景を“フードスケープ”と定義し、独自の視点から食文化と建築の関わりを伝える図解集。イタリアのワインや日本の醤油など16か所の食品産地と生産現場をフィールドワークし、収穫から加工の過程に配置された設備や建物を写真や精緻な図面でまとめた。グルメガイドや料理本をめくる機会は多いが、食品生産の現場を想うことは少ない。自然と食と人の共生関係を紐解く貴重なリソースである。
【選出した審査委員とコメント】
佐々木 康晴/クリエイティブディレクター
私たちが食べているものは、どこかで光や風を受け、熱や水を吸収し育っている。そして、食べ物がその土地の建築を形づくり、長い時間をかけて風景と文化を作りだす。コンビニでなんでも買える時代に、僕らはこの大切なつながりを忘れてしまっているのかもと気づかされる。緻密なアイソメ図にワクワクし、美しい写真に風や温度を感じる。もっと大きなページで見てみたい。