帝国ホテルが新本館の建築家にAtelier Tsuyoshi Tane Architects(ATTA)を起用 2036年に完成予定
- 帝国ホテル 東京は、3月に発表していた帝国ホテル 東京(本館・タワー)の建て替え計画について、田根剛さんが主宰するAtelier Tsuyoshi Tane Architects(ATTA)の起用を決定したと発表した。検討段階のものであるが、イメージパースも発表されている。
- 新本館の建築家は、「品格・継承・挑戦」の3つのキーワードや条件のもと国内外の建築家を候補にコンペによって決められた。ATTAのコンセプトや評価点について、ニュースリリースで下記のように述べられている。
【コンセプトは「東洋の宝石」】
田根氏は、独自のアプローチである考古学的(Archaelogical)リサーチにより、帝国ホテルのみならずホテル業そのものを考察。賓客を迎え入れる「宮殿」の構えと人類の進歩の証である「塔」を融合することで、唯一無二かつ新しい迎賓館にふさわしく、首都の中心に燦然と輝く存在として、ライト館を形容する言葉として使われた「東洋の宝石」を継承し、未来につなげるコンセプトを提案されました。
当社は、田根氏の「帝国ホテルの歴史を深く考察し、それに立脚して未来につながる建物を造る」というアプローチ姿勢を高く評価。さらに、これまで田根氏がプロジェクト毎に全く異なるデザインによってオリジナリティを表現されていることから、当社の独自性を創出してくれることへの期待と、才能ある若手建築家とともに未来の帝国ホテルを創るという気概を示していきたいという見地から、田根氏の起用を決定し、現在も協議を重ねております。
- 計画によると、2024~30年に新タワー棟をオフィス・商業・サービスアパートメント等として、2031年~36年に新本館をグランドホテルとして建て替える予定。
詳細はこちら
2036年に完成予定の帝国ホテル 東京 新本館 デザインアーキテクトとしてATTA・田根 剛氏の起用を決定
(2021/10/27|帝国ホテル)
https://www.imperialhotel.co.jp/j/company/release/pdf/211027_news_release.pdf