福岡市の「海の中道海浜公園」に“滞在型レクリエーション拠点” Park-PFIによる整備を経て2022年3月に開業へ
福岡市の「海の中道海浜公園」に、Park-PFI※1を活用した滞在型のレクリエーション拠点が整備され、今夏の着工を経て2022年3月にグランドオープンする。Park-PFI事業による国営公園の開業は日本初という。
このプロジェクトには、民間事業者として、三菱地所株式会社、積水ハウス株式会社、一般財団法人公園財団、株式会社オープン・エーが選定されており、「パーク・ツーリズム」をテーマとした滞在型レクリエーション拠点として整備を進める。常設施設を基盤に、「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」が体験できる多様なコンテンツが新設される予定。
主な施設として「球体テント」をはじめとする利用者・目的別に用意された4種類の宿泊施設、浴場施設、九州産の素材や食材を楽しめるレストランや、大型のアスレチックタワーなどがCG等で紹介されている。レストランは既存のサイクルセンターをリノベーションするなど、既存の公園環境を活かしたデザインが提案された。
また、屋外アクティビティとして、ホーストレッキングや海浜部を活かしたSUP・カヤック体験、ヨガ等の屋外アクティビティも計画されている。さらに公園だけでなく、周辺地域と連携した様々な体験を提供していく予定だという。
海の中道海浜公園は「米軍博多基地」の跡地の良好な自然環境を活かした国立の大規模都市公園で、広域圏域のレクリエーション需要に応えるよう昭和51年から現在まで整備が進められてきた。
なお事務所長の平塚勇司氏は、都市公園を使いこなすうえで役立つ法令解釈や運用方法を対話形式で解説した『都市公園のトリセツ』を2020年7月に出版している。
注
※1 Park -PFI:平成29年の都市公園法改正により創設された「公募設置管理制度」。飲食店、売店等の公園利用者の利便向上に資する公募対象公園施設の設置と、当該施設から生ずる収益を活用してその周辺の園路、広場等の一般の公園利用者が利用できる特定公園施設の整備・改修等を一体的に行う事業者を公募により選定。民間資金を活用した整備・管理手法
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海の中道海浜公園に「パーク・ツーリズム」をテーマにした 滞在型レクリエーション拠点が2022年3月に誕生
(2021/05/18|積水ハウス(PR Wire))