日本大学・井本研究室「COVID-19と子どもの外出行動調査レポート」を発表 4年生の卒業論文を再編
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- 日本大学理工学部建築学科・井本研究室で「COVID-19と子どもの外出行動調査レポート」が発表された。本レポートは、2020年度研究室の取り組み「緊急事態宣言下での子どもの外出行動に関する研究」をまとめたもので、学部4年の小山和輝さんの卒業論文を再編集したものだという。
- アンケート調査では、東京都練馬区で394件、板橋区で560件回答があり、その結果がグラフにまとめられている。休園・休校、施設や公園の影響を受けながらも工夫して子どもの遊び場・運動の場を確保しようとしていることがわかる。自由記述回答からは、自粛中の外遊びのあり方や家庭ごとのルールの違いに対する不安も語られている。
- インタビュー調査では緊急事態宣言前、宣言下、解除後という各フェーズにおける子育て世帯の実態を、各フェーズの行動圏域と推移などでグループ分けした。
- コロナ禍の外遊びのエピソードを集めた4コマ漫画も収録されており、漫画は、インタビュー調査で集まった31の子育て世帯のエピソードを基に、同じく子育てをしている一級建築士の杵モチコさんが、フィクションを交えて制作した。「外遊びのジレンマ」「ソーシャルディスタンスと子どもの心」「在宅のリアル」「自宅での工夫」「公園・施設の閉鎖」「新たな遊び場の開拓」「路地の価値」「公園の価値」など、行動に制限がかかった状況での子どもの遊びに関する悩みや疑問、そうした状況下だからこそ見出された新しい自宅の楽しみ方などが生き生きと描かれている。
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COVID-19と子どもの外出行動調査レポート
(2021/03/11|日本大学理工学部建築学科・井本研究室)