九州大学に「環境」の視点からエンジニアリングとデザインを教育する新センター「BeCAT」誕生

  • 九州大学に「環境」の視点からデザインとエンジニアリング教育のための新しいセンター「BeCAT」(Built environment Center with Art and Technology)が生まれる。世界的な課題である「環境」をテーマにデザインとエンジニアリングの両面からスタジオ形式の設計教育を行い、環境都市と建築のあり方を模索する。
  • 現在公表されている講師陣は以下のとおり。九州大学出身で、現在OMAのパートナーおよびニューヨーク事務所代表の重松象平さんが新たに特任教授として着任するほか、これまでも同大学で設計教育を担ってきたプロフェッサーアーキテクトの末廣香織 教授(NKS2アーキテクツ)、末光弘和 准教授(SUEP.共同主宰)を含めた3人の建築家がスタジオを持つ。

■BeCAT アーキテクト

――教授・准教授

重松 象平
– BeCATセンター –
建築家 / OMAのパートナーおよびニューヨーク事務所代表 /2021年、九州大学大学院特任教授着任予定
1973年福岡県生まれ。九州大学工学部建築学科卒業後、1998年よりOMAに所属し、2008年パートナー就任。ハーバート大学GSD, コロンビア大学GSAPPなどで客員教授を歴任。

末廣 香織
– BeCAT副センター長 –
建築家 / 九州大学大学院准教授 / NKS2アーキテクツ共同主宰
1986年九州大学大学院修士課程修了。1994年ベルラーヘ・インスティテュート修了。1993年ヘルマン・ヘルツベルハー建築設計事務所。1994-98年九州大学助手。1998年-NKSアーキテクツ共同主宰。2005年-九州大学大学院准教授、2020年-NKS2アーキテクツに改名。

末光 弘和
– BeCATデザイン・ラボ教員 –
建築家 / 九州大学大学院准教授 / SUEP.共同主宰
1976年愛媛県生まれ。1999年東京大学卒業、2001年東京大学大学院修了後、2001-06年伊東豊雄建築設計事務所。2007年-SUEP.共同主宰。2009-11年横浜国立大学大学院Y-GSA設計助手。2020年-九州大学大学院准教授。

BeCAT パートナー・アーキテクト

――協力教員

岩元 真明
建築家 / 九州大学大学院助教(芸術工学府)/ ICADA共同代表
1982年東京都生まれ。2008年東京大学大学院修了後、難波和彦+界工作舎。2011-15年ヴォ・チョン・ギア・アーキテクツ(ホーチミン市)パートナー兼ディレクター。2015年-ICADA共同主宰。2016年-九州大学助教、同大学の環境設計グローバル・ハブに所属。

BeCAT アシスタント・アーキテクト

――設計助手

中原拓海
建築家 / 中原拓海建築設計事務所主宰
1987年福岡県生まれ。2010九州大学工学部建築学科卒業。2013年九州大学大学院終了後、隈研吾建築都市設計事務所。2020年より中原拓海建築設計事務所主宰。

  • 同センターでは、各スタジオで建築家とエンジニア系教員がタッグを組み、調査・研究・デザイン教育を行うほか、プロトタイプの構想・社会実装、情報発信も行うとされている。

詳細

「BeCAT」ウェブサイト

https://becat.kyushu-u.ac.jp/wp/