国土交通省がお盆期間中の旅行速度を集計。緊急事態宣言下・昨年度のお盆期間との比較分析結果を公表

  • 国土交通省は、ETC2.0システムを通じて収集したプローブデータ(経路や速度など移動に関する情報)を基に、お盆期間における平均旅行速度(対象区間延長を走行に要した時間で割った平均速度)を集計、昨年度のお盆期間および緊急事態宣言下の状況と比較分析し、結果を公表した。
    「ETC2.0」は、料金収受機能だけだったこれまでのETCが進化したもので、高速道路側の路側器と自動車の車載器とがリアルタイムで双方向通信をすることによって、ドライバーへの快適な運転をサポートする情報の提供ができるようになったと共に、プローブ情報を収集することが可能。
  • 今回は「主要観光地付近の平均旅行速度」「都道府県別平均旅行速度」の2種類の集計結果が公表されている。
    1つ目の「主要観光地付近の平均旅行速度(45カ所)」については、関東地方を中心とした19カ所で昨年度のお盆期間の旅行速度と「同等」かつ緊急事態宣言下の旅行速度と比較して「遅い」との結果が出ており、例年同様の混雑が発生していたことが考えられる。逆に、昨年度のお盆期間のより「速い」かつ緊急事態宣言下と比較して「同等」となった(≒混雑が緩和された)のは4カ所あった。
  • 2つ目の「都道府県別平均旅行速度」については、一部を除いたほとんどの都道府県で、平日・休日共にお盆期間の旅行速度が直前の期間と比較して「速い」という結果となった。
    これら集計等に関する細かな条件等については詳細の国土交通省のウェブサイトを参照のこと。

詳細

ETC2.0 プローブデータによるお盆期間の旅行速度分析
(~緊急事態宣言下・昨年度のお盆期間等との比較~)

(2020/08/20|国土交通省)

https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001354.html